ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5395,自分史の書き方 ー⑦
知人も私と同じように老いていく。「世界も、私も、同時に腐っていく」
という言葉があるが、まさに、それが人生でもある。老い、嫌われ、孤立し、
最後は独居老人になっていく。スポーツジムで、歪んだ人は直ぐに分かる。
健康を正す場だから始末が悪い。老化=歪みの進行となると気が滅入る。
人生には色いろな時節に絶え間なく難問が押し寄せる。
その対処がマトモなうちはよいが、それに押しつぶされていく。
自分の好きなことに熱中するのが対処になる。
・・・・・・
3558, 「プレイボーイの人生相談 1966-2006」 −1
2010年12月22日(水)
「プレイボーイの人生相談 1966-2008)
まずアマゾンの内容紹介から :真の教養人による人生相談の最高傑作!
古くは柴田錬三郎、今東光、開高健、最近では松本人志、リリー・フランキー
など錚々たるメンバーによる、時代は変わっても決して色あせない
珠玉の人生訓や哲学を集めた記念碑的1冊!
ーー
いや、面白い本を図書館で見つけた。どのページをランダムに開いて読んでも、
ニヤリとさせられる。やはり、まず見るのは今東光である。べランメイ調で
甘っちょろい若者の悩みを切って捨てている。
* つまるものを探せばいい
● 質問≪厭世主義つていうのか、オレは人生っててちっとも面白いと感じた
ことがないんだ。 よく「自殺は敗北だ」なんていうけど、つまらない映画
だったらさっさと途中で出ていっても敗北でもなんでもないと同じで、人生
だってつまらなかったらさっさと自殺していいと思うけど、これでもやっぱり
「人生に負けた」ことになるんですかね。≫ー死ぬのは平気なんだけど負ける
のは大嫌いな男より。≫
● 解答≪自殺より最初に人生についていうと、全部の人間に聞いてみな、
「おまえの人生、つまってるか?」って。みんな「つまらねえよ」って言うよ。
そのつまらない中で、どうしたらつまるか、つまり、つまるものを見出していく
発見だ、この能力を養わなかったらどうにもならねえんだよ、人生は。
どこへ行ってもつまるものを発見するという能力をまず養う。
能力というより、そういう努力をするということだ。織田信長がある日、
手をたたいて人を呼んだ。おそばの小姓が「ハイッ」と入ってきて、おじぎして
「ご用は?」「なんにもない。帰れ」。またポンポン……。
「ご用はっ?」、何人来てもみんな「帰れ」そして「帰れ」。そうしたら最後、
森蘭丸が入ってきた。信長がじっと見てたら、すっと来て、おじぎをする前に、
小さな糸くずが落ちているのに気づいた。 それを指でつまんでから
「何のご用でございますか?」「呼んだのは、その糸くずを拾わせるためじゃ」
これで信長は「蘭丸というやつは注意深い、偉いやつじゃ」というんで登用した。
他のやつはみんな落第よ。信長ばかりじゃない。会社だって、学校だって上役、
先輩も全部、そういう人間を要求してるんだ。それ考えりゃあ、つまらない
人生もつまるようにできる。オレも「坊主の世界はつまらん、つまらん」とも
言ってるけど、つまるようにいつでもやってるから、忙しくて面白くてな、
愉快でたまらんのだ。それでもつまらなかったら、さっさと死んでしまえ。
オレは別にとめやせん。生きてる意味を自分で放棄したんだから、勝手に
死にゃあいいさ。 ≫
解)独り遊びが出来れば、人生は面白いはず。その代表的なのが読書。
最近はTV、パソコン、屋外スポーツがある。
12月22日(火)
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