ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5392,自分史の書き方 ー④
* 合理的に疑う=哲学的ジョーク
ある被告が殺人の容疑で裁判を受けていた。有罪を示す強い証拠があったが、
死体がなかったのだ。被告人の弁護士は最終陳述で奇策に出た。「陪審員の
みなさん、これからあなた方をびっくりさせようと思います。殺されたはず
の人間が、一分以内に、この法廷にはいってくるでしょう」 かれは法廷の
ドアのほうを見た。動転した陪審員たちは、いっせいにドアを注視した。
一分間がすぎたが、なにごともおこらなかった。弁護人はいった。
「死んだ人が廷内に歩いて入ってくるというのはわたしのでっちあげでした。
ところが、あなた方の全員が期待感をもってドアのほうを見ました。
つまり、だれかが殺されたかどうかについて、わたしはこの事件では合理的な
疑問があることを、あなた方に示したわけです。あなた方に『無罪』の評決を
下されるよう、求めなければなりません」
(字数制限のためカット 2011年12がつ19日)
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3180,今年の総括
2009年12月19日(土)
今年も総括の時期になってしまった。
去年のリーマンショックや、中国・深川大地震のような大事件は無かった。
オバマが一月末に正式にアメリカ大統領に選出、日本では自民党が惨敗し
民主党の鳩山政権が発足。それと新インフルエンザが本格的な流行を始めた
ことと、WBCで日本が優勝、マイケル・ジャクソンが亡くなったことぐらい。
身辺でも金融恐慌の暗い雰囲気が漂ってはいたが、亡くなった人は従妹一人。
来年は、その分だけ大きな経済的事件や、国際紛争も起きそう。
今年は、中休止の年というところか。しかし日本経済は厳しさを増している。
当方も新潟国体で何とか息をつけたが来年は大きなイベントは見当たらない。
来年は来年だが、気持ちは暗くなる。 今年を歴史的に振り返ると、
「ハイパー・デフレが始まり」「新インフルエンザが本格的に蔓延」、
「自民党が崩壊、民主党が政権を取り」「国債発行が予算を超えた」が、
キーワード。決して安泰の年というのではなく急な坂を転げ落ちていく
境目の年である。私自身、25年ぶりに海外旅行に行かなかったことである。
9月に行こうとしたが、新インフルエンザの世界的な拡大に迷いが出て、
キャンセル。 今からすると、行っておくべきだったと後悔をしている。
この恐慌の中、行かない判断も正解だったのかもしれない。2001年
9月11日のテロと、去年の9月15日のリーマンショックの激震で、
世界は大動乱に入ってしまった。 その二つの津波のウネリが大きく覆い
被さってきているのが、昨今の大不景気の原因。 今年も無事?終わり
そうだが、来年はどうなっているか? 神のみぞ知るである。
12月19日(土)
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