ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5315,投資も人生も長期思考で!
3478, 15年前の韓国・国家破綻のすざましさ! ー1
2010年10月03日(日)
 ある月刊誌の「15年前の韓国・国家破綻のすざましさ」
の実態のレポートを読んで愕然とした。
「今すぐ取り組め生活防衛のための五箇条ー韓国に学ぶ国家破綻の恐ろしさー」
 15年前にIMFの管理下の置かれた韓国の姿は、日本の近将来図と
 みるべきだろうか。まずは、その一部から・・・
・韓国経済は、急成長していて1995年にはGDPの実質成長率が9%。
 だが、アジア通貨危機の波をモロにかぷり、98年には一ドル700ウォン
 だった通貨が、97年夏には900ウォンまで下落、11月には1000
 ウォンを突破し、98年には2000ウォンにまで下落した。三分の一。
・この時、韓国には30ほどの財閥があったが、韓宝、起亜、三美など名だたる
 財閥が次々と破綻。 さらに、銀行も次々と破綻して約半分になり、残った
 銀行でも、従業員の半分をリストラする過酷な再建策を断行。
・企業も約半数が破綻し、何とか残った企業でも大幅なリストラが
 行われたので、失業者は150万人を超えた。
・混迷した状況にさらに拍車をかけたのが、IMF(国際通貨基金)の財政再建策。 
 破碇した韓国経済はIMFの管理下に置かれ、IMFから金を貸じてもらい、
 その代わりに緊縮財政を迫られた。IMFが財政赤字を減らして為替を安定
 させるため金利を上昇させたので、韓薗経済は大不況に突入した。
 健康保険などの社会保障は機能していたが、健康保険対象外の病気が多く
 あったため、収入が激減し家庭では病院に行くのをあきらめる人が急増。
 病院は患者が激減、背に腹は代えられないと24時間診療病院も出てきた。
・通貨が下落したことで、輸入に頼るガソリン・軽油などが暴騰したため、
 車に乗らない人が増えて道路は閑散。寒い中、灯油価格も高騰したので、
 人々は寒さに震えた。
・大学を卒業しても就職先がないので、そのまま大学院に進んでキャリア
 アップする学生が急増したために、それまでガラガラだった大学院の入学
 競争率が二倍に跳ね上がった。
・いっぼうで、会社をクビになり、再就職もできず犯罪に手を染める
 サラリーマンも急増。治安は極端に悪化し、詐欺も横行。混乱と不安が
 増す中で、テレビからは娯楽番組が消えた。こんな大変な時に不謹慎だ
 という投書がテレビ局に殺到したからだ。破綻から一年間は、先が見え
 ない中で、庶民の顔からも笑みが消えた。
▼ この続きは次回として現在の円安で300円になるというと、
 まさかと誰もが思うが、韓国では既に起こってしまった現実である。
 失業者も日本の人口の半分として、日本で300万人というと、これまた
信じられない数になる。日本の政治も経済も自己コントロール不能となれば、
韓国と似た道を歩くしかない。金利も今のところ1〜2パーセントだが、
これも何時どうなるか分からない。隣国と臨戦状態の韓国と海に囲まれ
ノンビリ構えている日本と、あまりに違う。  ーつづく

10月03日(土)
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