ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6837,閑話小題 〜下ネタ ―4
 いやならとっとと死にゃあいいだろう。そんなこっていっぱし物を考えていると
 思ってるのはバカだよ。生きるのは何も義務でもないし、運命でもない。
 オレたちは命のあるだけ生きるだけのことだ。努力によって生きてるわけでも
 ありゃあしねえ。それでどうせ死ぬんだとか、あとには何も残らねえとか、
 そんなくだらねえことを若い身空で考えてよう。たしかに残らねえよ、おめえ
 みたいなバカ者は!その生きる義務とやらをさっさと放棄して死んじまえ! 
                          ──『極道辻説法』
・おなじように、「人生ってちっとも面白いと感じたことがない」に、
「つまらなかったらさっさと自殺していいんだと思う」十九歳の学生に。
「自殺より、最初に人生についていうと、全部の人間に聞いてみな、『おまえの
 人生、つまってるか?』って。みんな「つまらねえよ」って言うよ。そのつまら
 ない中で、どうしたらつまるか、つまり、つまるものを見出していく発見だ、
 この能力を養わなかったらどうにもならねえんだよ、人生は。どこへ行ってても
 つまるものを発見するという能力をまず養う。能力というより、そういう努力
 をするということだ。(略)それでもつまらなかったら、さっさと死んじまえ。
 オレは別にとめやせん。生きてる意味を放棄したんだから、勝手に死にゃあ
 いいさ。」 ──同書
最後に、「死んだらどこへ行くのか?」という十八歳の学生へ。 
「そんなことわかるかい!」。  ≫
 ーーー
これを読んでいると、悩むのが馬鹿馬鹿しくなる。言葉は何時までも残るという
のが解る。本当に言葉は大切だ。その中に感情と理性が入るからである。 
最後は人間性ということだ。

・・・・・・
3558, 「プレイボーイの人生相談 1966-2006」
2010年12月22日(水)
         「プレイボーイの人生相談 1966-2008)
 まずアマゾンの内容紹介から :真の教養人による人生相談の最高傑作!
古くは柴田錬三郎、今東光、開高健、最近では松本人志、リリー・フランキー
など錚々たるメンバーによる、時代は変わっても決して色あせない珠玉の人生訓
や哲学を集めた記念碑的1冊!
ーー
いや、面白い本を図書館で見つけた。どのページをランダムに開いて読んでも、
ニヤリとさせられる。やはり、まず見るのは今東光である。べランメイ調で
甘っちょろい若者の悩みを切って捨てている。
  * つまるものを探せばいい
● 質問:
≪厭世主義つていうのか、オレは人生っててちっとも面白いと感じた
ことがないんだ。よく「自殺は敗北だ」なんていうけど、つまらない映画
だったらさっさと途中で出ていっても敗北でもなんでもないと同じで、人生
だってつまらなかったらさっさと自殺していいんだと思うけど、これでも
やっぱり「人生に負けた」ことになるんですかね。
 ー死ぬのは平気なんだけど負けるのは大嫌いな男より。≫
● 解答:
≪自殺より最初に人生についていうと、全部の人間に聞いてみな、
「おまえの人生、つまってるか?」って。みんな「つまらねえよ」って言うよ。
 そのつまらない中で、どうしたらつまるか、つまり、つまるものを見出して
 いく発見だ、この能力を養わなかったらどうにもならねえんだよ、人生は。
 どこへ行ってもつまるものを発見するという能力をまず養う。
 能力というより、そういう努力をするということだ。織田信長がある日、
 手をたたいて人を呼んだ。おそばの小姓が「ハイッ」と入ってきて、おじぎ
 して「ご用は?」「なんにもない。帰れ」。またポンポン……。
「ご用はっ?」、何人来てもみんな「帰れ」そして「帰れ」。そうしたら最後、
 森蘭丸が入ってきた。信長がじっと見てたら、すっと来て、おじぎをする前に、
 小さな糸くずが落ちているのに気づいた。それを指でつまんでから
「何のご用でございますか?」。「呼んだのは、その糸くずを拾わせるためじゃ」
 これで信長は、「蘭丸というやつは注意深い、偉いやつじゃ」というんで

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12月03日(火)
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