ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6107,閑話小題 〜再び「幸福アドバンテージ」について −2
きっと、あなたの人生を変える授業になるはずです。》
  〜カスタマーレビューより〜
《 筆者は、東大→マッキンゼー→京大准教授というエリート。
人生において、自分で考え、行動ができる事の重要性を説き、その秘訣を
伝授するとの趣旨。出版社である星海社新書という会社は、「戦う事を選んだ
次世代の仲間たちに、武器としての教養を配る事」を目的として謳っています。
私は、本屋で初めて見つけた本を買って読む事は、めったにないのですが、
思わず買いました。 内容はと申しますと、ガイダンスまでは期待通りで、
これからの厳しい世界を生き抜いていくには、知識・判断力・行動力・修正力
をバランスよく身につけるべき! と実例を交えながら、うなずきの連続。
ただし、本章に入ってからは、ほとんどがディベートの基礎講座。
(大雑把に言うと)ロジカルに物事を考え、常に(正解ではなく)最善解を
導いて、行動を起そう。状況が変化すれば、適宜修正をしていこう。それが
決断思考であり、自分の頭で考えて、自分で決めて行くという事!という内容。
日ごろから、ある程度、まともに物事を考えている人からすると、
同意こそすれ、目から鱗とまではいかないでしょうか。》
▼ ーはじめにーの「武器としての教養」を身につけろーが、この書の要約。
 学生時代の教養課程から専門課程で、何を目指すかを課題を無い頭を絞って
考えて結論を出したが、正に、著者の、この要約を地でいっていたようだった。
50年前の当時は、「坂の上の雲」を目指す高度成長時代の真只中。で、結果は、
バブル崩壊への転換を甘くみて、この結果? しかし、面白く、充実していた。
 で、現在は低成長時代の真逆の環境。だからこそ、ゲリラとして、それぞれが
実学としての武器としての教養が必要になる。 既に時代は氷河期に入った。 
 その中で、久々に? 面白い戦略本に出会った。来週、この会の忘年会に
出席予定だが、この青年、来ているかどうか?   ーつづく

・・・・・・
4643, 老後の生活破綻、そして死 ー2
2013年12月02日(月)
      「老後の生活破綻 - 身近に潜むリスクと解決策」西垣千春(著)
  * 経済面から見る、高齢社会の現実
バブル崩壊後、弱肉強食の傾向が強まり、高齢者の生活にシワ寄せが来ている。
四人に一人が「苦しい生活」を余儀なくされ、四割が平均年50万の持ち出し。
国民年金のみの収入だけなら、厳しいのは肯ける。二ヶ月に一度の年金支払い日
の午前中の銀行の殺気立った高齢者の姿から、ギリギリの生活が見てとれる。
ある2千円均一のスナックは午後からオープンしているが、年金支払い当日は、
二ヶ月に一度の楽しみのため、ほぼ満席? 世知辛さの一端である。 
  ーその辺りから抜粋ー
《  ☆ 貧困につながる格差
 最後に指標の三つ目である「経済」、すなわち家計や暮らし向きは
・高齢者単独世帯の平均年間総所得(家計調査2008年)は175万円。
・夫婦のみの世帯では409万円である。
・内訳を見ると、夫婦二人世帯で、所得に占める公的年金の割合が65%、
 単独世帯では74%であり、高齢者世帯の多くにとって公的年金は主な収入源。
 なお、単独世帯には女性が多く、遺族年金に頼っている人が多い。
 高齢者のみの世帯では、稼働所得(仕事で得る収入)が約二割、
 公的年金が約七割を占めている。 
・高齢者世帯には、一般世帯の平均所得を上回る、600万円以上の世帯が約8%
 存在する一方で、100万円以下という、非常に所得の少ない世帯が15%も存在。
 また、収入が100万円〜200万円の世帯が最も多く、全体のほぼ四分の一を
 占めている。高齢者の新たな就業機会は殆どないに等しく、所得の増加は
 見込めない。つまり経済的に厳しい状況は最後まで続く。
・「相対的貧困率」という言葉は、2009年に初めて広く報道された。
 OECDの定義では、等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯員数の平方根で
 割った値)が全国民の等価可処分所得の中央値の半分に満たない国民の割合。

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12月02日(土)
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