ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6057,閑話小題 〜歯科医院、眼科医院の経営事情は…
膨大の時間が余る。何をしていいのか分からない。サッカー観戦だったり、
自転車を乗り回したり、イグアナを飼ったりして時間を潰した。・・》ーつづく
▼ 何かを捨てるということは、「空即是色」の現象面の一つ。
「空にしてこそ新たな色が現れてくる」。筆者は、上場企業を8ヶ月で辞め、
犬に例えると宅上犬から野良犬になった。そこで、彷徨い歩いているうち
アル中になり、39歳で断酒。そこで得たのは膨大の時間。自分の能力、弱さを
認めることから出発しないと、アル中から脱出できない。物書きと、創業を
目指した私とは大きな違いがある。目標がハッキリすれば、選択することが
見えて、自然と、「やめる」ことが見えてくる。20歳の頃、創業を決心した
時から、私が捨てたのは「世間体」と世間の常識。そうとはいえ、本当に
捨ててきたかというと、捨てきれる訳がない。決断、決心をする時にまず意識
してきた。これを捨てるには、まず全てを根こそぎ疑うこと。ここでは
「やめる」と言っているが、まず自分の常識を破壊する。人生にやり直しなど
出来ようがない。天を信じて捨るべき時に、捨るべきことを、捨ないと・・
捨てることを決断することで、自ずと節目が出来る。
「脱皮できない蛇は死ぬ」 脱皮出来ないゾンビが街を徘徊している。
・・・・・・
4218, 神は妄想である ー1
2012年10月13日(土)
ー「神は妄想である」 リチャード・ドーキンズ著
面白い本を図書館で見つけた。無神論の立場を知ることもあるが、
「逆照射で宗教とは、神とは何か?」を知るに最適である。欧米のように、
生まれた時から一神教に染められ、神を信じない人間を否定する環境の中で
育ってない日本人は、神様目線が殆どない。殆んどは「神は妄想」と思って
いるし、神の話など家庭内では皆無。しかし欧米では無神論者は同性愛と
同様か変人扱いにされる。とはいえ、この情報化の中で、原理主義者など
の狂信者を知るにつけ、無神論者が増えてきている。
まずは、ー背裏表紙の「内容の概要」ーより
≪ なぜ宗教だけが特別扱いをされるのか? 「私は無神論者である」
と公言することがはばかられる、たとえば現在のアメリカ社会のあり方は、
おかしくはないのか… 『利己的な遺伝子』の著者で、科学啓蒙にも精力的に
携わっている著者は、かねてから宗教への違和感を公言していたが、9・11の
「テロ」の悲劇をきっかけに、このテーマについて1冊の本を書かずにはいられ
なくなった。「もう宗教はいいじゃないか」と。著者は科学者の立場から、
あくまで論理的に考察を重ねながら、神を信仰することについてあらゆる方向
から鋭い批判を加えていく。宗教が社会へ及ぼす実害のあることを訴えるために。
神の存在という「仮説」を粉砕するために。―古くは創造論者、昨今では
インテリジェント・デザインを自称する、進化論を学校で教えることに
反対する聖書原理主義勢力の伸張など、非合理をよしとする風潮は根強い。
あえて反迷信、反・非合理主義の立場を貫き通す著者の、畳みかけるような
舌鋒が冴える、発売されるや全米ベストセラーとなった超話題作。≫
▼ 無神論は、哲学者などが多く論じているが、『利己的遺伝子』で世界的
ベストセラーとなったドーキンズだから、なおのこと、注目された内容。
9・11テロに直面して、書かずにいられなかったという。神は妄想という言葉
に対し、知人から注意があったというが、敢えて、この言葉にしたという。
欧米社会では無神論を公然と語るのは、変人とみなされる。とはいえ、知識を
持ってしまった人間は、心の奥底で何かすがる絶対的な言葉を欲するもの。
自然以外に、まず、それにアブラハムが気づき、「絶対神」を発明した。
それが数千年を経た現在まで続き、ユダヤ人にはユダヤ教、欧米人には
キリスト教、アラブ人にはイスラム教に分化していった。人種に宗教が複雑
に絡んでいるため、そこに当然、争いが生じるのは至極当然で、その対立は
激しさを増している。 そこで、その神を無神論の立場で妄想と切り捨てる
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10月13日(金)
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