ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5891,『しあわせ仮説』 〜心の「象と象使い」
「掟というトリック」が含まれている。それが各人の牢獄をつくり上げる。
これが「絶対不幸」の人たちを作り上げる。その結果、「不幸不利」を
なってしまう。そして、自分の世界を小さく小さくしていく。
「不幸不利」のスパイラルは、強力なマイナス磁力がある。
己の「不幸不利」に気づくには教養のベースか、死線を漂う経験などが
必要になる。小、中、高、大学の同級会に毎年、出席しているが、不幸不利
の人の比率が、進学するにつれ減っている。鬼のような形相のオバサンや、
時代かかった成金は皆無になる。豊かさ貧しさは、置かれた状況でもある。
幸福であれば、他人の不幸には興味が無頓着になる。不幸不利の人は・・
・・・・・・
4796,閑話小題 ー倒産よもやま話 〜�
2014年05月02日(金)
* 何かが変?なのは、自分? それとも巷の常識?
先日取り上げた【「道徳」を疑え!〜自分の頭で考えるための哲学講義
ー小川仁志著】の中で、イギリスの哲学者 フランシス・ベーコンの
「イドラ(本当のことを隠してしまう臆見)を取り上げていた。
彼によると、人間には四つのイドラがあるという。
《・一目は「種族のイドラ」です。これは人間という種族に固有のイドラで、
感情や感覚によって知性が惑わされることによって生じる。人間は自分が
主張する立場に箇執し、その点からしか物事を判断できない。
・二つ目は「洞窟のイドラ」。あたかも狭い洞窟に考えが入り込んでしまった
かのように、個人の狭い事情により生じる思い込み。その人の受けた教育、
影警を与えた人物、読んだ本などが原因で、狭い考えに入り込んでしまう。
・三つ目は、「市場のイドラ」です。これは言語によって生じる思い込みです。
あたかも市場で聞いたうわさ話を信じてしまうがごとく、人は言葉のもつ力に
弱いものです。いまは市場より、インターネット上に氾濫する言説が原因?
・四つ目は「劇場のイドラ」です。それぞれの都合の良い物語を疑おうと
しないで信じてしまうことをいう。》
:この結果、世間とかいう、ほぼ嘘で固められた常識を疑うことなく信じる九割
以上の人達がつくられ、現に存在する。この方々は、殆どのイドラが全存在。
覆い隠されている真実の世界の存在など想像すら出来ないため、厄介そのもの。
彼らには、「嘘もほどほどにしろ」より、「本当のことは、ほどほどに」と、
対応するしかない。何故なら、本当のことは、イドラの世界からは見ることが
出来ないから。本来、人間は共同幻想の中にしか生きることが出来ない存在。
とすると、変なのは社会と、その中で生きる、私たち(個々人)になる。
問題は、それを常に自覚できるかどうかが、境目になる。リーマンショック
から、一段と世の中が変になっている。ところが何故か、それを覆い隠して
いる何か、恐ろしい力。それが何だろう?「世界恐慌は静かに浸透しているが
誰も声高に言わない。いや、言えない」のだろう。石ころの大小を言っている
自分も、その中の砂利でしかない。結論は、「私も、一般常識とも、変!」
ということ。
・・・・・・
4429, 「死ぬのが怖い」とはどういうことか
2013年05月02日(木)
* 死の恐怖を克服する七つの登山道とは
ー「死ぬのが怖い」とはどういうことかー 前野 隆司著
人生で最大の難関が最期の死。ここで、死の恐怖を克服する著者の椎奨の七つ
の登山道が書かれている。スッと眠るように死にたいが、そうは簡単にいかない。
長生きすれば「死に損ない」と言われそうだし、癌で、あと一年、数ヶ月と
区切られ悶々と死んでいくのも厳しい。現に父親が、そうであった。一年間、
傍にいたので、直に伝わってきた。砂漠の真只中に置かれたような生の渇望の
乾きは残酷である。実際に、その立場に置かれて経験しないと分からないこと。
死の恐怖の克服法は知らないより、知っていた方が遥かによい。生への渇望の
克服など無理といえば無理。肉体的に精神的にも、のたうちまわって死んでいく
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05月02日(火)
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