ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5672,閑話小題 〜幸運の人と、不運な人
アプリでメニュー選択し、製品にかざし、設定内容が転送される仕組みのもの。
近く発売のドラム式洗濯乾燥機は、洗剤や柔軟剤の分量や洗濯の目的に合わせた
コースの設定をスマホに入力し、これを洗濯乾燥機に「タッチ」するしろもの。
こんなものを誰が必要とするのか。スマホが家電のコントローラーとしても
使うのは、それで良いが、値段が問題。その辺を間違うと、致命傷になる。
これではサムスンに負ける訳だ。
   * 母の命日
 昨日は母親の17回目の命日。亡くなって16年経つが、その年月は長い。
今でも2〜3ヶ月に一度は、母の夢をみる。先日、倉庫で母親のアルバムを
見つけた。四人姉妹の末娘の姉と、旅行先で当時の映画俳優と記念写真を
撮っていた。戦後、戦中、戦後という激動の中に生きてきた逞しさがあった。
当時の男も女も皆そうだったが、平時の数倍の人生を生きてきた。
私の知恵は、こと何かあると両親に語りかけることから生まれることが多い。
夜半に問題を語りかけると、思いもよらない答えが出てくる。
読書は著者との対話でもある。愛読書を読み返すとは、最も信頼する著者
の魂と対話していることになる。両親は、自分の限界であり、かつ土台。
両親は、私にとって限りなく純粋で愛情の塊のような人だった。
独り何かを求め続ける、これが両親から学んだこと。
・・・・・・
3835, ツール(道具)について考えてみる ー2
2011年09月25日(日)
  ー 道具とは 何かを「日本大百科全書(小学館)」でみると ー
【 道具に限らず、われわれの身の周りにある機械や器具は、人間の器官の
 働きを外の世界に置換え、さらにその働きを拡大したり延長したものといえる。
たとえばカメラは目の働きを外化し、その映像の記録を保存できるようにした
ものであり、コンピュータは大脳の働きを機械に置き換えたものである。
ドイツの技術哲学者カップ(1808―96)は、これを器官射影ということばで
表現し、器官射影とは内なる機構の外の世界への置換である、としている。
また哲学者ノワレ(1829―89)は、道具はある働きを遂行するための手段であり、
創造してゆく原理に相応している、と述べている。いいかえれば、道具にしても
機械にしても、物をつくりだすために人間の器官の働きを助けるためのもの。】と。
 道具は目的に対する手段の意味に使われるが、前にも書いた手段が目的を
変えることもある。自分の目的に最適なツールに出会えるかどうかが、その人
の範囲を決めてしまうことになる。学生時代を振り返ると、努力のわり成績が
良くなかったのは、どうも大学ノートのマトメ方が上手くなかったことにある。 
試験直前になってから何時も慌てていたが、成績の良い人は、授業中と、
その直後にノートを整理していたようだ。少し考えれば分かりそうなことだが、
兄や姉は、そういうことを教えてはくれなかった。
 ところで、毎日のように、lPadの便利さに驚いているが、アプリは、
まさに人間の最適な機能を外に置きかえたもの。どれ一つとっても、人間の
叡智の塊。 それが無料か、無料同然(価値からみて)で入手でき、手軽に
使えるのだから驚異的である。銀行の支店の一つや二つの全機能が小さな
チップスに幾つでも入ってしまう御時世。 これらがネットで世界中に瞬時
にコピーされ普及していくのだから、世界の体制が混乱するのは当たり前。
「目的遂行のための内なる機構の外の世界への置き換え」されたベストの
ツールを使わない手はない。それもホボ無料で入手できるのだから。
現時点で最良のツールが、私にはiPadと、そのアプリ。
・・・・
3470, 昨日は母の15回忌
2010年09月25日(土)
 母が亡くなって10年あまりと思っていたが、昨日(9月24日)で、まる14年。 
両親の家の寝室を寝床にしているので、現在でも月に一度は夢に出てくる。
それがリアルな内容、夢から醒めても暫くはその境に漂っている。
亡くなる前の5年半は痴呆症になり正気と痴呆の間を行ったりきたりしていた。
亡くなって暫くしてフト日常を振り返り、「痴呆症の身内を抱えてない家庭は、

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09月25日(日)
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