ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5635,「賢い子」に育てる究極のコツ
そのため人は、自分という存在を肯定し、自分の価値を高めてくれる情報を、
無意識のうちに集め、記憶し、脳に蓄積していきます。そして、気分をポジ
寄りに保つことによって、生き続けるのです。 この基本的なしくみは若者も
老人も同じなのですが、若者の方がネガティブな事に目が向きやすく老人は
ポジティブな事の方により向きやすいのです。実際に、悲惨な写真と楽しい
写真を見せると若者は悲惨な写真を見る時間が長く、老人は楽しい写真を見る
時間が長いという実験結果があります。理由の一つとして、生きていく上で
必要な学習機能として、若いうちはネガティブに目が向くと考えられています。
人生の端緒を開いたばかりの若者にとって、長い時間を生き抜くに、他人は
どのようなとき自分を攻撃し、自分はどのような状況で傷つき、どのように
苦しむのかといったネガティブなことに目が向くのではないかと考えられる。
それに対して老人は、散々ネガティブなことを経験してきていますから、
もうそのようなそのようなことを学習する必要はありません。しかも、高齢に
なって残された時間が短いことを認識するようになると、気分をポジティブに
保つことが、今後の人生を生きる上で重要になります。経験上、ポジティブな
ことに目を向けた方が生きやすいため、注意力や記憶力という‘限られた資源’
を、ポジティブなことに当てるようになるのです。≫
 ー老いはポジ寄りに意識的に向けないとネガティブに陥る傾向にある。
なる程、この年齢になって気づいたことは、年齢に気持ちが追ていけないこと。
実際のところ、心の精神年齢の調査では50、60歳代で6歳の差があるという。
アメリカでは、男が15〜16歳、女が22〜23歳もある。私は10歳近くは若い。
というより、年齢に気持ちがついて行けない。
・・・・・・・
2011年08月19日(金)
3798, まずは「自分の世界の自覚」から!
  * 世界内と世界外
 40歳の頃から20年間にわたり世界の秘境・異郷に熱中したのも、
その世界の凄みに引き付けられたことがある。それぞれの世界は、それぞれ
他から隔絶され、それぞれの時間が流れているのを実感させられる。その世界
を対比することで、いかに自分の世界が小さく、脆い現象世界に存在している
ことに気づかされる。ここで世界を象に喩えているところが面白い。その皮膚
の襞が、それぞれの社会。そこの寄生虫が我われと見ると、わかりやすい。 
問題は、それぞれの寄生虫は、そこが全世界と思っていること。それを知るには、
世界外に出てみないと分からない。 人間は世界内存在とハイデッガーが
述べたのは、そのことである。 
ーまずは、渡辺昇一著「知的余生の方法」の≪自分の世界の自覚≫ よりー
【 ここでは人間の「世界内」と「世界外」について述べてみたい。
 こんな句がある。< 虫けらは やはり自分の世と思い 阿部佳保蘭 >
毛虫は、住む木の種類が決まっているという。Aという毛虫はKという木の葉
しか食べない。その毛虫にとってはその木の傍に美しい花咲く種の木があろうが、
おいしい葉を持つσ種の木があろうが関係がない。Kという自分の木だけが
全世界だと思っている。この応用はいくらでも応用できる。
「象の皮膚の襞につく寄生虫は、自分がくっついているその襞だけが
自分の全世界で、象がどのような形をしている動物かも知らない」というような
ことを言ったのは仏の哲学者ルコン・デュ・ニュイであったろうか。このように
虫の立場から見る世界とか、鳥の立場から見る世界とか、人間以外の動物の目
から見る世界の「視点の転換」を教えたのはユクスキュウルという独の動物学者。
哲学史でどう取り扱われているかは詳しくは知らないが、人間の思考法を大転換
させる業績だと思う。 木田元さんは近代西洋哲学の、特にドイツの哲学者
ハイデガーの権威である。・・・木田さんはハイデガーの『存在と時間』の訳を
読んで発奮されて東北大学の哲学科に入学され、哲学者になられた。
ハイデガーを本当に理解したいと思ったからだと言う。当時の私は中学の教科書

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08月19日(金)
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