ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5596,閑話小題 〜庭石、売ってもらえませんか
生活保護やフードスタンプ(低所得者向け食料配給カード)など、国や州の援助
がなければ生活が出来ない人が47〜8パーセントもいる。失業率は2008年
初頭で5パーセントだったのが、リーマンショックで10パーセントを一時期
超えたが、去年の秋には8パーセントまで下がってきた。ではオバマの失業対策
が上手くいったかというと、そうでなく、職探しを諦めてしまった失業者が、
労働人口から外れた「無業者」になって、失業調査から外れてしまっただけ。
・・アメリカの実質世帯所得は5万ドルで日本円すると400万円。
これも下落傾向にある。】
▼ ネットでその辺を調べたところ、「全人口の上位1%の税引後世帯収入の
割合は1979年の約8%から2007年の17%に上昇、2倍になった。全人口の上位
5分1の富裕層が受けとる税引後世帯収入は、1979年の43%からさらに上昇し、
2007年には53%だった。言い換えれば、上位5分の1の富裕層の総額は、他の
5分の4所得を超えている。」とあった。現在の日本も、同じ傾向にある。
特に地方の衰退は激しい。世界的みて富裕層といわれる人は100万ドル、
日本では1億前後の流動資産を持っている人をいう。だいたい1・8%の
世帯が入るとか。50数世帯に一世帯というと、なる程、そうか?である。
身辺を見渡してみて、豊かそうな人は、その位は持っていそうである。
そういう人たちは、何があっても、しぶとく豊かさを守る知恵がある。
・・・・・・
3759, ユング ー 2
2011年07月11日(月)
あまりに有名な幻覚?だが、序文の冒頭から以下のような刺激的な内容から
始まっている。 ーまずは、その部分からー
【ユソグは六八歳のとき、日課の散歩中凍った道路で滑って、くるぶしを折った。
その二、三日、はげしい心臓発作に襲われた。彼は病院で酸素とカンフル注射で
生き続けた。ユソグに付き添っていた護婦は後に、「私は、死にかけている人が
一種の白熱光で取り囲まれているのを見たことがありますが、あなたもそういう
光で取り囲まれていましたよ」と彼に語った。この状態でユングは、生と死の間
をさまよった人々によってしばしば述べられてきた幻影を経験したらしい。
その第一は、約千マイルの上空から見られ、青い光に浸された海と陸地のある
地球の幻影だった。彼は、赤味を帯びた黄色のアラビアの砂漠や雪でおおわれた
ヒマラヤ山脈を見分けることができた。つぎにそのそばに、彼は阻石のような
巨大な石の塊を見た。 しかしそれは、彼がインドで見たことがある、ある寺院
のようにくり抜かれていた。その入口の近くに、一人のヒソズー教徒が結珈趺坐
の姿勢で坐っていた。ユソグはこう言っている。 近づくにつれて、「私は、
あらゆるものがはがされて行くかのような感じがした。 私が目指したか、
欲したか、あるいは考えたあらゆるものや、走馬灯の様な地上の全ての光景が、
消え去るか、私からはぎとられていった。それは、この上ない苦痛の過程だった」。
そして彼が、そのヒンズ教徒によって、灯心が一杯ともっている寺院内部に案内
されたとき、「私の真の仲間であるすぺての人々」にまさに会おうとしている様
だという確信と、自分の生命の意義と自分が、この世に送られて来た理由が突然
わかったのだという確信をもった。そのとき、ヨーロッパの方角からなにかが
彼のほうへ浮き上がって来た。彼は、それが自分の治療をしていた医者だという
ことがわかった。しかしこの医者は古代のコスー医療の神、エスクラピウスの
寺院のあるところーの支配者に変わってしまっていた。その医者はユングに、
「あなたは死ぬことが許されないでしょう。少なくとも三〇人の女性があなたが
この地球を去るという計画に抗議をしています」と説明した。ユングは、
その幻影があせるにつれて、深い絶望感を感じた。自分はしぼらくの間死んで
いて、それから生によびもどされると確信していた多くの人々のように、
ユングはもどらざるをえないことに憤慨した。その医者が古代の王の形をして
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07月11日(月)
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