ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5493,幸福に死ぬための哲学 ―池田晶子の言葉 〜①
「素粒子」だと考えられています。その大きさは、どんなに大きく見積もっても
10のマイナス19乗M。かつて「素粒子」だと思われた原子とは9桁、その真中に
ある原子核とも4桁違うのです。さらに重力と電磁気力、そしてあとで説明する
強い力と弱いカも統一すると期待されている「ひも理論」は、素粒子の大きさは
10のマイナス35乗Mだと考えられています。≫
▼ 世界は「ウロボロスの蛇」(蛇が自分の尾っぽを齧っている絵)で、
 宇宙研究と素粒子研究の二つが密接に繋がっていて原理的に同じという。 
「天の川銀河がリンゴだとすると、地球の軌道は原子1個程度の大きさ。
これが10の−10乗。素粒子は−35乗」と言われても、実感など出来ようがない。
ただ「物は事の変化の過程の有り様」という意味が少し分かるような気がする。
振り返れば過去は夢幻でしかない。いや現在もである。「実は宇宙のエネルギー
の96%が、他の宇宙からループ状の管の先から無限に注ぎ込まれている」
と言われても、「何それ?」の話になる。 まあ、面白い!
・・・・・・
4022, シングルイン、31年間の総括 ー4
2012年03月30日(金)
  * あの日から今日で会社の一周忌
 あの日から、今日で1年になる。17時を持って弁護士二人、女事務員二人、
私と、役員二人が同席の中、「今日の17時を持って会社は消滅をしました。
ご苦労さま!」と弁護士が宣言、全員起立をし深々と頭を下げた瞬間、31年間
の(株)ホテル・プロジェクトは消滅した。3つの会社実印と通帳の全てを
弁護士に引渡し、総務・経理関係全ての弁護士事務所への引継ぎが始まった。 
3月18日に会社解散を決めた瞬間から整理手続きが始まったが、全てドラマ
仕立てのよう。 翌日31日9時から、銀行に弁護士と事情説明にまわり、午後
13時に従業員全員を集めて解雇の言い渡し。その後に退職手続きに入った。 
修羅場には異常に強い方だが、不安そうに事情を聞いている従業員の姿を目の
当たりに見て、「気の毒。悪かった。」という言葉が脳裏に浮かんだ瞬間、涙が
溢れ出てしまった。 弁護士の手順は慣れたもの。一つずつ流れが進んでいった。 
丁度、東北大震災と原発事故の進行が重なり、現実離れした映画の渦中にいる
ような日々。新潟駅周辺には、自国に逃げ出す中国人と韓国人が溢れていた。 
自分では冷静と思っていたが、実際は動転していたようだ。「交通事故だけは
気をつけて下さい。普段の数倍の確率で起きるのが通例で、大よそ一割の人が
事故にあいます。」と、弁護士に何度も注意された。実際にマスコミが騒ぎ出す
のは、その一週間後になった。弁護士が「直接原因は、東北大震災」と流した
ため、ニュースは全国レベル。家に隠れるのは精神上悪いので県外のホテルでも
行っていようか、弁護士に相談すると、「ここで後ろ向きの行為は、良くない。
家にいるべき」という。これも一理と納得。 日曜日18時のドキュメント
「バン記者」のスタッフから、「一連を取り上げたい」と早速電話が入ったが、
もちろん断った。毎月、月次決算のために30年間、事務所に来ていた会計
事務所の担当が、「あなたは、処理過程を楽しんでいる。何が起こっているか、
理解していないのでは」と、呆たようにいう。腹を据えてしまえば、後は冷静
にコトに従うしかない。全力で事に取り組めば、自然と体が浮いたように動く。 
それが活き活き楽しんでいるように見えたようだ。 冷静に振り返ると、
創業の生みからみれば、万一の準備を備えていれば、苦しみは数分一。
それが第三者には見えない。長年かけ準備をし30年も続けた事業は、行蔵
として強く残るもの。 死や人生と同じである。考えれば考えるほど、
この事業に心底、感謝している。 結果に、悔いも、未練もない。
「 ご覧のとおり、そのまま結構! 」
・・・・・・・
30年前の3月31日を前にして
2011年03月30日(水)
  * 創業30周年の日を前にして ・・
 そういえば、明日が30年前の命がけで始めたホテル開業の日である。

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03月30日(水)
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