ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5455, 閑話小題 〜あれから、あと少しで5年
政権与党のマイナス面をとらえ綺麗事の政策を並べ立て、政権を取った時は、
よりよい政策を実行しますと約束をする。いざ政権を取リ実行段階になると、
それは野党時代の綺麗事。その妄想実現のため予算の散蒔きで凌ごうとし借金
の上乗せをする。その結果、国家収入の二倍の予算をたてざるを得なくなり、
現在は国家破綻一歩手前。 それでいて、その数分の一も実行できない
「やるやる詐欺」。 もう限界に来ているが、野党側は、同じスタンスを
とるしか方策はない。しかし一番悪いのは騙される国民。ところで小沢一郎が
「消費税の増税をしたら日本が危ない」と反対をしたが、冷えきった景気の
上に、企業もギリギリの経費節減の上の5%アップは実際に危ないコストアップ。
その上に、電気、ガスなどコストアップになれば民主党そのものが危ない
のではなく、日本が危ないのは本当だろう。 とはいえ、上げないと国家予算
が成り立たなくなる。要は、袋小路にドンドン追い込まれてしまった。
そのツケは弱者に集中してくる。
・・・・・・・
3619, 忘却の整理学 −4
2011年02月21日(月)
「 忘却の整理学 」外山滋比著
* 忘却はゴミ出しに似ている
忘却は、ゴミ出しに似ている。この情報化の時代に必要としない情報は、
どんどん捨てた方がよい。そのままに放置しておくと神経に良くない。
「忘却不全症」は、大変なことになる。アメリカに過去の記憶を殆ど憶えて
いる女性がいるという。何歳の頃の日付をいうと、殆ど思い出す。
これは本人にとって非常に苦痛である。 自分を考えただけで、ゾッとする。
忘れるから生きていられる。忘却は不純、不要、よけいなことを洗い落として、
昇華、純化させる作用がある。フロイトは「人間には、嫌なことを忘れさせ、
良かったことを憶えている癖がある」といっている。海外旅行中は普段の
数倍の質量の経験をする。良いこと三分の二、嫌なこと三分の一の思いをする。
そこで嫌な思いを意識的に捨てることにしている。 帰路の飛行機や列車で、
連れ合いと良いことだけを少しオーバーに話し、マイナーの話は絶対にしない。
復習すれば記憶に残ることを経験上、知っているから記憶の調整をしてしまう。
その記憶のコントロールは非常に重要になる。人生でも、これが出来るかどうか。
人の悪口・陰口を趣味にしている人を見かける。他者批判は自分の影を言って
いる過ぎないことを知らないのだ。そのゴミが記憶に溜まって悪臭を放って
いる自分のことを。その辺に教養が出てくる。忘却のノウハウも教養になる。
ところで痴呆症の現象では、明るいヘラヘラした人の方が多い。何割かは、
怒りの比重の大きい人がいる。性格もあるが、脳は最期は苦痛を与えないように
出来ているようだ。ボケたが勝ちか! 天然ボケもいるが。 若かりし頃に、
脳が加熱をしすぎて変になりかけた時、加熱で浮き上がってきた思いを、ノート
に書き出し、乗りこえたことがあった。これもゴミ出しの一つか。
比較的、文章を抵抗なく書けるのも、こういう経験がある。
書く行為も、ゴミ出し? かいな。 自分では宝のつもりだが・・
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3254, 大恐慌 入門 −2
2010年02月21日(日)
ここで考えさせられる一文がある。P241)
< 古今東西、99%までの人が最終的に投資では儲かりません。
1〜2年、仮に10年間儲けたにせよ予期せぬ変動やトレンドの変化に対応
できず、全て吐き出すのです。
*1980代には生保をはじめとする金融機関は大量の米国債を保有していた
ものの、急激な円高で損失を出した。
*1990年から始ったバブル崩壊では、大手銀行が持ち合いの株の大幅評価損で
業績悪化もあいまって、公的資金の導入を余儀なくされた。2003年までの
株式の暴落で年金基金の存続が危ぶまれ、数多くの年金が解散、やはり国民の
財産だった株式を売却をした。これらは、外国人投資家が買い捲った。
【投資で儲けることができないのは、投資家が大きなトレンドの変化に対応
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02月21日(日)
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