ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[382952hit]

■5386,閑話小題 〜クソバイス
が顔を出した。「あ、先生いたんだ。今日台風だから稽古ないのかと思った」
「台風でもやるよ」。それから二人で一時間くらい稽古をしました。
そのとき、外で嵐が荒れ狂う暗い体育館で腕組みしながら、誰も来ない畳の
上に座って待っていたときに、僕は覚悟したんです。人に教えるって、
多分こういうことだろうって。誰も「教えてください」と言ってこないけれど、
こちらが「教えたい」と言って始めた以上、教える人間はこのリスクを引き
受けなければ! そう思ったんです。誰かが扉をあけて来てくれるまで、
待ってなければいけない。畳を敷いて、準備体操をして、呼吸法もして、
いつでも稽古できるように備えていなければならない。それが「教えたい」
と言った人間の責任の取り方じゃないか、と。そのとき、教育というのは
多分そういうものと思ったのです。27・8歳の頃でしたが、気持ちは
今でも変わっていません。それが僕のなかの起点的経験としてあるのです。≫ 
▼ 新潟で30年近く前に立ち上げた会が、今でも続いている。私は10年ほど
 前に抜けたが、先日、参加してきた。私の経験からして幹事は大変。
これを立ち上げに際して、3年は続ける!が、後は成り行き次第と決心をした。
最初は我慢我慢の連続。「荒れ狂う、体育館で腕組み」なんてものでない。
その会を利用してやろうという気が全くないため、逆に欲が見えてくる。
それも土足で平気で上がりこんで来る。「私は来てやっている」というのが
丸見え。その我慢そのものが修養になったが、「自分が引き受けたからには、
やるしかない」と続けたが・・ 慣れると、その我慢も面白くなる。
何も知らず参加している方々は、私は鼻持ちならない傲慢な場所貸しの男で
しかない。そして30年、時代は大きく変わった。 事業も同じ。これは
己の魂の問題。生きんがため、そして自己実現のため、リスクを背負い、
心の奥底は半狂乱。それを隠し、ひたすら思いの実現のため手順を踏む。
起承転、の後に待っていた「結」は、経済大震災。40年前に事業を始める
にあたって、全てを失っても後悔はしないと何度も心に誓ったので、
後悔の念は無い。リスクに、普通のリスクと震災型リスクがあったのだ。
・・・・・
3914, 50冊の本をデジタル化してみて
2011年12月13日(火)
 iPad2を購入して4ヶ月になるが、これは良い。パソコンゲームは面白し、
ネットサーフィンが直ぐに出来、電子書籍を気楽に読め、アプリが豊富で
面白いのが手軽に入手出来るなど、充分に満足している。そうこうあって
二ヶ月前に50冊の本をスキャン代行業者に送りデジタル化した。本を送った
一週間後に封筒に一本のUSBが送ってきた。そこに全てが入力されていた。
ところが、これをiPadに如何したら移行したらよいか分からず二ヶ月以上
経った。サポートセンターへ電話をすれば済む問題だが、まだ本気になって
いないだけのこと。 特に気に入っていた本を送ったため、デジタル化の
判断を間違えてしまったか、後悔しかけたが、数日前から気を取り直して
居間と書斎にあるiMacパソコン取り込み読んでみたが、これが案外に良い。
特に字を大きく出来るのがよい。実際のところ目の前に本があっても、
いざ開いて読むかというと、必要にせまられないとなかなか開かない。
ところが、パソコン画面のファイルに50冊を入れておき、気が向くと
クリック一つで気楽に本を開けるのが良い。それも大文字にワンタッチ
で変換できる。 先日、東京に行ったときに駅の売店で何気なく週刊誌を
買ったが、家内に「何で、電子の週刊誌にしないの?」と言われ、ハッとした。
朝にネットでiPadに入れていけば良かったのだ。しかし売店で選び車内で
バラバラと見ること自体が良いのだが。実際に、紙の週刊誌と、iPadの
中の週刊誌のどちらを取るかというと、もちろん電子本。紙の週刊誌は、
一度読むと二度と開くことはないが、電子書棚に放り込んでおけば開く
機会が格段に多くなる。 ところで、送料を入れると電子書籍化には
200円かかるが、200冊で4万円が高いかどうかである。実際にiPadと

[5]続きを読む

12月13日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る