ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5379,閑話小題 〜70歳の峠は
先に直撃したが、本体の波が来るのは今年から来年にかけて。
(但しG20が時間稼ぎをして来年に先送り)どのようにシュミレーションを
しても、本体の津波がやってくれば海岸線に近い三次産業、輸出関連産業は、
致命的大打撃を被る。ところが津波に一番危ない会社ほど、大津波に気づかず
高台に逃げていく人を嘲笑う? ルソーの孤独感は、独り死に直面した時に
誰もが経験することになる。ネット上にブログを10年間書き続け、墓としての
思いを入れ続けてきたので、ルソーの孤独感は無い。しかし、この10年間に
多くの友人知人が亡くなっている。亡くなる直前に、ルソーのような絶望的な
孤独感にさい悩されたはず。 このルソーの孤独は、虚無という真っただ中
に漂う私が、壊れていく恐怖が伴う。談志も死を前に強がりを言っていたが・・
・・・・・・・
3542, 価値観の中心の書き換え −4
2010年12月06日(月)
* そもそも「成功」とは何ぞや?
ーここで成功とは、そもそも何かという著者の論理が、言いえて妙である。
ーまずは、その辺より
【 大金持ちになりたいかと訊かれれば、ほとんどの人間が手を挙げる
だろうが、だからといって、なにがなんでも絶対になりたいとか、人生の
目標の一番に「成功」(大金持ちになること)を掲げて生きていきたいわけでは
ないのである。成功本を書く著者たちは、人生の最大価値を「成功」に置いて
いるようである。つまり金を儲ける「仕組み」を作ったら、あとは
「こっちの水は甘いそ」とかいいながら、左うちわで遊んで暮らすというのが
理想の生活だと考えている。人間を金持ちとそれ以外に二分し、金持ちだけが
「自由人」で、それ以外は「不自由人」だ、などと幼稚なことをいって恥じる
そぶりすらない。もしめでたく「成功」したとしても、それは全のなかの一つの
要素に過ぎない。ところがかれらはそれが人生のすべてで、それがなければ人生
ではない、みたいに考えているらしい。「成功」が人生の最上位に立っている。
かれらにとってすべての価値判断が金を持っているかいないか、だけのように
見える。頭のなかにはつねに、いかにして金を儲けるかというだけのようだ。
「自由」であるほずなのに、「不自由」なのかもしれない。有り余るほど金が
あるのなら、本なんか書かないで隠遁していればいいのに、やほり「名」が
欲しいのだろう。けれどかれらには金はあるかもしれないが、どう転んでも
「名誉」だけは手に入らない。「プライド」もない。・・
人生で大事なことは「過程」そのもの。それが目標を[[実現していく過程」
であろうとなかろうと、目標が「実現」しようとしまいと「過程」がそれ自体
が大事である。それらの「成功」という言葉が馴染みにくいと思っていたら、
全部アメリカ人の好きな、大げさかつ幼稚な言葉であるサクセスやグレートや
ドリームの受け入れだったからではないか。】
ーまずは、彼の批判している成功は、衰退し右肩下がりの時代背景からみた
成功に対する目線でもある。高度成長期では大方の人からは受け入れられない
見方である。現在は、多くは成功は無理。ならば、それぞれが自分の価値を
見出し、追求していくプロセスを大事にするしかない。情報化で価値の多様化
が進んでいる現在、何をするにも、それぞれスキルが必要である。
人生に今さら成功も失敗もない?いや、ある? 人生を旅に喩えると、やはり
良った旅と、良くない旅がある。旅の準備を充分してきたか、災難を無難に
乗り越えられるか、その知識は必要。成功とは良かったと思える旅になる。
良かった思えば、良い旅になる。でも、良くない? 修行が足りないのでは。
12月06日(日)
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