ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5311,閑話小題 〜土曜の朝の異様な行列
一番のリスク資産 ー藤巻健史》が、ハイパーインフレを考える上で
分かりやすい。その要旨の一部を抜粋する・・
* 日本とギリシャは、どっちが健全か?
「債務不履行を起こした場合、ギリシャはその国債の7割をドイツ、
フランスをはじめとする他国が保有している。したがって大きな損失を
被るの他国。だから騒ぐのである。それに対して、日本国債の
95パーセントを保有するのは日本国民だが、被害者は自国民。
だから、その方が問題は深刻と認識しておかなければ。」
△ 自国民が被害者の方が性質が悪いという見解は驚きである。
しかし、被害者は何らかの形で、日本の資産を確保するはず。
* 日本の財政再建は時すでに遅し
「国の累積赤字は来年3月末には975兆円に膨れあがる計算に
なってます。約1000兆円の借金は、毎年10兆円ずつ返しても
100年かかる計算。日本の税収は昨年度37兆円に落ち込み、
その10兆円にしても捻出は難しい状況です」
△ 戦争という非常手段で清算が無理なら、ハイパーインフレで
やるしかない!
* ハイパーインフレへ、そして、それは実質《徳政令》になる。
「財政悪化はおできがぱんぱんに膨れあがり、膿が飛び出しそうな
状態です。 (字数制限のためカット2012年9月29日)
・・・・・・・
3099,政府の借金など返済の必要なし? ー2
2009年09月29日(火)
=著者は日本国家を一家に譬えている。 〜その部分から
・世界一の金持ちの家庭(=日本国家)では、旦那(日本政府)が
974兆円もの大金を借りている。 しかし、外部の金融機関ではなく、
家計から借りている。しかも、467兆円の金をヘソクリをしている。
・この家の奥様、個人としては世界最大の金持ちで、純資産が
1058億円もある。この結果、この家族は純資産が243兆円もあり、
世界最大の金持ちである。
・一家の中の、最大の稼ぎ手である長男(非金融法人)が、最近、
いま一つ金を稼げないので(法人税が減少)仕方なく旦那は資金の
工面をしている。といって、奥さんから借りているだけだが。
旦那から貰った金を預金をしたり、国債という紙切れ(借用書)、税金
として再び旦那に渡している。 家の中でキャッチボールをしているだけ。
・ここで家が破産するとしたら、どういう場合か?「利益や収入が足りなくて、
借金が返せないとき」
というが、家の中でのキャッチボールをしているので、
絶対に破産はない。 〜以上だが、
「財政的に破綻するのは、どういうときか」というと、「借金返済のための
現金が最終的に入手できなかった時に破綻する」 すなわち手持ちの
資金が尽き果て、預金残高がゼロになり、現金収入が途絶え、現金化
可能な資産を全て売り払い、金融機関はもちろん、家族からの借金も
不可能になった結果、ついに、債務不履行、破綻する。 企業も、家庭も
破綻するのは、返済のための流れが途絶えた時である。 しかし、国家
の場合は、世界の国が財政が破綻しないのは、営業キャッシュフローの
マイナスを、財務キャッシュフローで補充しているからである。
日本の政府は世界の中で最も金を借り易い環境にある。その証拠に
日本国の国債は世界で一番金利が低いことで理解できる。
世界は、大不況のため、日本の金融機関が 溢れかえっている。
その国債も中央銀行が買っているのだから、政府そのものは、痛くも
かゆくも無い。 増税をして、政府の借金を返済している国など何処
にもない。なぜなら、ゴーイング・コンサーン、すなわち継続することが
前提になっている政府が永遠に債務の繰り延べができるから。
その点、自国政府の国債残高を槍玉に上げる日本のマスコミは本当に
稀有な存在である。なら、ロシアとアルゼンチンが債務不履行をしたのは?
オカシイと思うだろう。国家両国が外国からドル建てで借りていた債務、
すなわち対外公的債務が借りられなくなったため。
*政府の借金は、世界中の国と比較して、それほど突出していない
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09月29日(火)
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