ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383523hit]

■5262,贅沢を敵にしない  〜ニーチェ「超」入門〜
 先週末からニューヨークで始った世界株安、アメリカ、欧州で数日で一割
近く下げたが、昨日は日米の株式市場で、反発をして終わった。ただ今週、いや
今月一杯がどうなるかだ。あのリーマンショックから、あと一ヶ月で三年になる。
そろそろ津波の本体が到来時期になる。この世界同時株安が、それである。 
この津波は今後数年間は次次と押し寄せることになる。リーマンショックから三年、
日・米・欧の政府は、その対策の投入などで破綻寸前、国債もデフォルト寸前の
事態に陥っている。その結果として世界同時株安に本格的突入とみてよい。 
そして、その次に来る大津波がハイパーインフレである。これが世界を覆うのは
二年後から三年後。 これで世界は大恐慌の真っ只中に入る。三年前のリーマン
ショックは、数百年に一度の経済的大変動の事象であるのは、言うまでもない。
それを何とか世界各国が緊急対策で抑え込んでいたが、対策を出し切り限界に
きてしまったのが、この世界株安。ドルとユーロは瀕死の状態で、その崩壊も
世界株安と同時に崩壊の危機。 80円代前半で推移していた円も、ここで76円
代に入ってきており、年内に60円代もある。この事態は体力を使い果たした日本
にとって大打撃。そうこう考えると世界恐慌が現実の脅威として姿を現してきた。
日本の地方経済は20年前のバブル崩壊、10年前の9・11テロ、そして3年前の9・15
のリーマンショックで致命的打撃をうけた。そして、この東北大震災である。
この直撃をうけた一現象が、当方の倒産だった。ビジネスホテルは景気の変動に
敏感に左右する。だいたい30年の経験則からみて当方の売り上げ減は、
その半年後から他の事業にも現れ出てくる。直線的に右下がりになるのではなく、
波状に上下を繰り返しながら、右下がり続いてくる。 東北大震災は布置
(最悪の時に不思議と、最悪の事象が重なって起こる)である。そして元社会党
左派が、この時期に権力を握ってしまったのも布置。 今回の恐慌は、1930年代
の恐慌とは規模が遥かに大きくなるのはいうまでもない。結果からすれば、
中国が破壊と再生を繰り返し、世界のエネルギーの中心になっていく。これから
起こる大恐慌も、その布置のひとつである。世界的にみても、前半は東北大震災。
後半は、世界的経済混乱(世界的株安、ドル:ユーロ安、穀物などの高騰)、
その序曲がこれ!
 ・・・・・・・
3425, iPad 対 キンドル ー2
2010年08月11日(水)
『iPad対キンドルー日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏』西田宗千佳著
  * ソニーは、ハードの強みを狙う 【 以下は、要約である 】
 2008年、2009年に、eBookリーダー市場で売れたのはキンドルだけではない。
二番手として活況を呈したのはソニーである。アマゾンが、これまでの電子書店
のネット窓口から直接、端末のキンドルに送信するシステムを強みにしたのに
対し、ソニーは、版権を持っている出版社に目をつけ、契約することした。 
契約社会のアメリカでは、著者と出版時に契約を交わす。
契約に際しては、「出版だけに限らずオールライトを取りにいくのが基本」
だから、デジタル化に関しても、許諾を出すのは出版会社だけでいい。 
出版会社との交渉だけで、一気に大量の書籍のデジタル版について、販売権を
確保できる。 この原理は出版だけではなく、音楽、映画に関しても同じことが
いえる。そのためアメリカでは、音楽・映画配信が、日本より格段に進んでいる。
ソニーの強みは「ハード開発」である。キンドルとの最大の違いは、通信機能を
使って、新聞や雑誌を講読できる点である。更にアマゾンと敵対関係にある大手
小売店チェーンと組んで、一番売れそうなコーナーなどで売ることも強みになる。
アマゾンのキンドルは大手流通の店頭では売られてない。 何故ならアマゾンの
ネットで販売されるからである。その盲点をソニーがついたのである。キンドル
がブームになり、その商品を見たくなり店頭に行っても、そこにはない。そこに
あるのはブランド力のあるソニーの商品とあれば、それを手に取ることになる。

[5]続きを読む

08月11日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る