ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5065,あわいの力 ー②
大きく日本社会は壊れてしまったのではないか。 では日本における心の問題を
社会レベルでどのように解決していけばいいのだろうか。著者は宗教の重要性に
ついて述べているが、日本では宗教は儀式化しており、生きる知恵を授ける
存在になっていない〉 
▼ 著者は、ここで哲学者のアドラーの言葉を借りて、アメリカの金融資本
 主義者の殆どが深刻なノイローゼ患者という。そのほんの少しの患者を、
一般のアメリカ人と解釈するのは間違っていると。 彼等は子供のときから
スポイルされ、幼児の頃から他人のなしとげたものを如何に搾取するかの訓練が
出来ている。そして、そのノイローゼ患者は、大衆に影響を与える。
この人たちが、心の基準のない日本人に与えた影響は深刻である。
日本人が経済的豊かさにあるに係わらず、幸福と感じないのは「心の基準」
を見失っているからでないかと指摘する。人が社会性を生み出すのは、
カレン・ホルティのいう「積極的感情」である。それが日本になくなって
いるのが、現在の日本である。日本の少子化と高齢化もあるが。 ーつづく
・・・・・・・
3228, フリー −5
2010年01月26日(火)
 「フリー <「無料」からお金を生みだす新戦略>」クリス・アンダーソン著 
 * フリーワールド ー誘発された陳腐化ー(p271)
≪ 中国では、不正コピーが音楽消費の95パーセント占めているといわれる。
 といって、ミュージシャンは動じない。彼等は多くの人が聞いてもらえるほど、
そのコンサートツアーのギャラが高くなるから、別に困らない。困るのは音楽
会社だけ。経済学には「海賊版パラドック」という用語がある。ファッション業界
を下支えする根本的なジレンマから生まれている。 つまり、「消費者は今年の
デザインを気に入らなければならない。そのうえに、直ぐにそれに不満を持ち、
翌年のデザインを買いたいと思う必要がある。技術商品と違って、アパレル
メーカーは翌年の製品が優れているとは主張できない。見た目が違うだけ。
 そこで、消費者に熱を冷まさせる理由が必要となる。その解決策は偽物が多く
出回ることで、高級だったデザインが大衆向けのコモディティになることなのだ。
そうすると、そのデザインの神秘性が失われ、目の肥えた消費者は何か特権的で
新しいものを探さなければならなくなる。これが「誘発された陳腐化」と呼ぶもの。
 コピー商品の登場で、そのファッションが流行に敏感な人のものから大衆のもの
へとすばやく移り、敏感な人は何か新しいものを見つけなければならない。
中国では敏感の人とは。新興の富裕層と、中流階級で、10億の大衆はまだ、
その偽物を持つことで高級品の市場に足を踏み入れたばかりである。本物と
偽物の異なるセグメントをターゲットにし、互いに相手の役に立っている。 ≫
▼ 偽ブランド品はメーカーにとって不可欠な存在だったのだ。
「偽ものが出回るほど、一般の人が憧れる商品としての価値の 証明になる」
上に、更に「誘発した陳腐化をうながしてくれる」。 悪役が善玉を引き
立ててくれる上に、善玉の次なる善行を引き出す役割になっている。
 ・・・・・・・・
2853, 格差世襲  −1
2009年01月26日(月)
 ー 貧困とは溜めのない状態 ー
格差について、一昨年の今時分に(2007年01月25日(木)階級社会ー不平等社会
を考える)で取り上げたことがある。他にも読書日記で幾つかの本を取り上げた。
ところが先日、図書館で半年前の08年8月30日号「週間ダイヤモンド」
を見つけた。 ー「下流」の子は下流? 格差世襲 ー の特集である。
普段の会話ではタブーに近い内容が次々と出てくる。格差といえば差別である。
自分が上位に立っているときは何とも感じないが、下位にたたされて差別で
屈辱を経験した時に格差社会の実態を知ることになる。差別からくる屈辱は
傷になり、恨みは何時までもまとわりつく。般若の面は差別の屈辱に対する
怒りの顔。この特集では、いろいろな視点から格差を調査しているが、
・「育った家庭によって、機会の不平等が生じている」という「格差世襲」

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01月26日(月)
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