ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383711hit]

■6859,読書日記 ~マインド・リーディングの「道具箱」
 図書館の「返却コーナー」で見つけ、以前、読んだ本の続編とは知らずに、
借りてきた。一年前に発刊になっているが、以前、前編を読んだ記憶があった
ため、HP内検索をしたところ一年半前に書いていた。改めて読返すと、他人事
の問題ではない。夫婦間で、「節約はあなた、浪費は家内」の格差が歴然に…。
しかし私が欠けると同時に?…だが、自宅を売却すれば、何とかなると嘯くが。
 私が子供の頃の定年が55歳だったが、長寿化に伴い、現在は65歳。それが契約
形態を変え70歳になろうとしている。景気停滞の中、皺寄せは「下流老人」に。
「親の因果が子に報う」の通り、親の不甲斐なさ、そのままが、子孫に受け
継がれていく。これで朝鮮戦争が起きて、攻撃の矢面になれば、日本全体が
激しく損傷する。 北朝鮮の漂流漁船の実態のニュースもあるのだろうが、
クリスマス・ソングがTVから殆ど聞こえてこない。
 「クリスマスと年末休暇の帰省」に名を借りたソウルからの脱出を終えた来年
早々の攻撃の可能性が無いとはいえない現実味が。とすると「一億総下流化」も。
 命をかけた大量難民が、大挙、到来の可能性が現実味を帯びてきた。
価値観が全く違う彼らが… 現在の欧州に近い問題が身近に生じることに。
下流老人より遥かに疲弊した難民問題に、打消されることになる。
  
  内容紹介
≪ 下流老人は、過労老人へ――
 「死ぬ直前まで働く」社会がはじまる!!
 間近に迫った「一億総老後崩壊」。それに抗おうと、必死に働く高齢者。
思い描いた老後は消え、体も心も極限まですりへる社会がおとずれる。
「年収400万でも将来、下流に!?」というショッキングな内容で、老若男女、
全世代から反響のあった前著から1年半。 本作では「高齢者の労働と貧困」
をテーマに、日本人の9割が他人事ではない「死ぬ直前まで働く」現実を報告。
 そのうえで、前著の反省をふまえ「どうすれば下流化しないか」という
“解決策"を徹底的に書いた。明らかに深刻化する日本の老後、一億総下流化
を防ぐには、もうこの道しかない! 粉骨砕身の書き下ろし。
(本書でいう下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、
 およびその恐れがある高齢者」のことである)

――目次――
  ●第1章 深刻化する下流老人
貧困大国化する日本
〈1・深刻化する「収入の少なさ」〉
年金収入のボリュームゾーンは6万〜7万円
高齢期の収入は下がる一方
 〈2・深刻化する「貯蓄の少なさ」〉
「ゆとりはないが、どうにかなる」という思い込みの怖さ
  〈3・深刻化する「つながりの希薄さ」〉
大量の「孤独死予備軍」
「豊かな日本」をつくった男たちの末路
一億総疲弊〞社会がはじまる ほか

 ●第2章 生きるために、働く老後
――死ぬまですり減る、体と心――
【ケース1】年金だけでは暮らせず、80歳近くなっても働く酒井さん(仮名)
【ケース2】50代で会社をリストラされ、コンビニで働く田坂さん(仮名)
【ケース3】 親の介護費・医療費を支払うために働く60代後半の野見山さん(仮名)
【ケース4】40歳近い子どもと孫を養うために働く70代の吉岡さん(仮名)
【ケース5】地方に暮らしながら月5万円で生活する江藤さん(仮名)

 ●第3章 誰もが陥る「死ぬまで働く」という生き方
――なぜ、高齢者は働かざるを得ないのか――
日本では、高齢者も「働きすぎ」
「生きがいのために働く」はウソ
死ぬまで不安に駆り立てられる社会
高齢者が働く理由1 下がり続ける年金受給額
高齢者が働く理由2 上がり続ける介護保険料
高齢者が働く理由3 上がり続ける生活費
〈1雇用・労働をめぐる問題〉〈2家族をめぐる問題〉〈3地方をめぐる問題〉
過労老人〞による事件・事故の増加 ほか

 ●第4章 日本の老後はカネ次第
――不気味な顔をみせる格差社会――
「最後の10年」を、どう生き延びるか?
「殺してほしかった」と嘆く高齢者
高額すぎる有料老人ホーム
介護付き高級ホテルと上流老人″
膨らむ家族の負担と責任 ほか


[5]続きを読む

12月25日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る