ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383483hit]
■6841,閑話小題 〜事大主義
墓の墓場のレポートをしていた。生きた痕跡がこもった墓石が… 所詮、生きた
証も永遠の彼方に消えていく。「生きた証」も、考えてみたら妄想、思い込み、
気休めでしかない。 そのことに気づくのは、断崖の果てに垂直に立った時。
実家が如何? 墓が如何? 人生が如何? 充実していた? 面白い?
どれも、気の迷い。だから、その刹那が面白いのである。残る桜も散る桜でしか
ないから、花見が良いのである。それで良いじゃないですか。そういうこと!
それでも、面白かった! 死んで花見ができようぞ。
地元の長岡郊外の悠久山公園がある。そこに1キロほどの石畳みの参道の左右に、
江戸時代に寄付された石灯篭に寄贈者の名前が刻印されている。200年、300年前
に、この桜並木で花見を楽しんだ痕跡である。その一角に母親の短歌を記した
石碑がある。これも中越地震で崩壊したが、何時の間にか元に戻っていた。
所詮は、これも永遠の彼方に消え去る。 モノは、ゆったりしたコトの仮の姿。
… で、以下に続く。
――
6112,閑話小題 〜サバンナの夕陽は
2017年12月07日(木)
* ケニアで見た、サバンナの色とは
4回、ケニア・タンザニアのサファリに行ったが、そこでみたサバンナの
夕景が絶品であった。淡色のオレンジ色が、じょじょに深紅色に変化、最後は
濃オレンジ色へ変化していく日没オレンジ色の変化の様は、いま、まさに死に
行く人の意識を、サバンナの夕景を通して見せられるようだ。
その中で恐ろしい光景があった。10m位の小さな丘に、片方の前足がおれた
ヌーが一匹、いま暮れようとするドス黒い夕闇の中で、恐怖のどん底で怯えて
いる姿があった。ハイエナかライオンに、数時間もしないうちに襲われるのは
明らか。そのヌーの夕景のシルエットそのままが、直視できない「死」の実相
の可視化のようであった。
サファリを終えての帰路、夕景の草原の小さな一本道をジープで飛ばす快感
は格別。アリ塚の上でチーターが獲物を探し周囲を見ている。また、マサイ族
の男二人が槍を持って歩いている。これが現実世界?と、吾が目を疑うような
光景が次々と現れてくる。
――
* 世界でもっとも夕陽が美しいパルミラ遺跡
パルミラから遠望できるアラブ城のある小高いベル神殿の城跡から見た夕景
が絶品。世界で最も美しい廃墟の一つと言われる遺跡は、シリアにある世界遺産
で、大よそ2000年前のローマ帝国支配時の都市遺跡。パルミラはナツメヤシの緑
に包まれ、その名前もギリシャ語でナツメヤシを意味する「パルマ」からとられ
たと言われる。 何年間も「IS」に占拠され、多く破壊されたというが…
あの夕景は、エーゲ海と、ケニアのサバンナに匹敵する景観。
・・・・・・
5745,閑話小題 〜雪下ろしの雷
2016年12月07日(水)
* 雪下ろしの雷
例年は11月半ばから下旬にかけて「雪下ろしの雷と暴風」が吹くが、
今年は昨日になって吹いた。まず雷がなって霰が叩きつけるように降り、
その数日後に雪が50p〜1m位の積雪があり、2度目の積雪が年を明けた
1月半ばから20日に、1・5〜2mの根雪になるのが例年のパターン。
その雷の激しいこと、この上ない。この積雪が自然のダムとして蓄積され、
融けて地下水となって、稲作や野菜の養分になる。これが吹くころ、庭囲い
の庭師がきて、その作業が始まる。ところで、誰も口に出さないが、柏崎・
刈羽原発が稼働した頃から、積雪の量が極端に減っている。世界最大の原発
なら、さもありなんとしても、自然環境を変えてしまう温暖化を目の当りに
していることになる。
――
* 再び、腰痛の話題
先週末の同級会のための上京で、「腰痛」大丈夫か?と心配したが、
結果は全く大丈夫であった。半年前から飲んだサプリメント効果と、買換えた
腰痛ベルト効果と、全国的に暖かかったのもある。
NHK番組で、腰痛の原因は心理的不安が大きいと報じていたが。
何はともあれ寒さが良くない。上京の際、駅の行き帰りと、秋葉原など、
[5]続きを読む
12月07日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る