ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6797,読書日記 ー退屈なのは、世界か、自分か 〜5
飛行機は、集約された社会構造が、そのまま露出する場所。
見てみないふりしかない。飛行機の座席のランクには、一般的にファースト
クラス、ビジネスクラス、エコノミークラスがある。
ーその料金体系といえばー (欧州の場合)
・エコノミー: 12万〜50万(12万は格安、50万は割引の無い
正規運賃で、サーチャージ込み)
・プレミアムエコノミー: 20万〜50万(本来はエコノミーの正規料金
を支払っている人に対するサービス)
・ビジネスクラス: 36万〜90万(90万は割引の無い正規料金)
・ファーストクラス: 150万前後(割引料金は基本的にありません)
▼ 私のような格安パックツアーは、大型機の後部座席が主で、旅行代理店が
年間契約で3万5千〜7万円の格安で仕入れ契約をする。だから少々、窮屈を
我慢をすれば格安旅行が可能になる。ちなみにホテルも、観光シーズンのピーク
を除けば、三分の一、五分の一の仕入れが可能。 だから、パックツアーに慣れ、
使いこなせば、結構、価値ある旅行が可能になっている。私は格安パックツアー
もあって、エコノミーだが、たまたま満席で、ビジネスクラスを5〜6回、
一度だけラッキーなことにファーストクラスに乗ったことがある。4分1の
確率で、窓側3人席に家内と2人になるが、ほぼビジネスと同じ環境?になる。
露骨な格差を目前で見せつけられても、そこは非日常世界、瞑想には最適時空。
・・・・・・
6433,死について考える 〜『樹海考』書評を読んで…
2018年10月24日(水)
数年前に青木ヶ原の樹海を舞台にした日米映画をTVで見た。そういえばと、
HP内検索をすると、4年近く前に、書いていた。二本とも暗く地味だが、『死』
に直結するシリアスの内容だが、TVの興味を引くだけのレポートとは一線を
隔している。死を求めて彷徨う姿を通して、自分の死の問題を考えさせる。
まず、アメリカ映画
《 樹海へ赴いたアメリカ人と、そこで遭遇した日本人との出会いを描いたもの。
自殺の名所として知られる日本の青木ヶ原樹海を舞台に、マシュー・マコノヒー
&渡辺謙共演で描いたドラマ。 人生に絶望して自殺を決意したアーサーは、
富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を訪れる。磁石が狂い携帯電話も通じない森の
中で、出口を求めてさまよう日本人タクミと遭遇したアーサーは、怪我を負って
いるタクミを放っておけず一緒に出口を探すことに。過酷な状況に立たされる中、
アーサーは運命共同体となったタクミに次第に心を開く。やがてアーサーは、
自分が死を決意するきっかけとなったある出来事について語りはじめる。》
一方、邦画の『樹海のふたり』は、
《 お笑いコンビ「インパルス」の板倉俊之、堤下敦を主演に、自殺志願者を
取材したテレビディレクターたちの体験談をもとに、悩みや苦しみを抱き
ながらも生きていくことへの希望を見出していく人々の姿を描いたヒューマン
ドラマ。フリーの落ちこぼれテレビディレクターの竹内と阿部は、なんとしても
視聴率のとれる番組を作ろうと、富士山麓の樹海で自殺志願者を追う。
しかし、彼らの人生に触れるうちに良心の呵責を感じた2人は、自分たちの行動
に疑問を抱きはじめ、それぞれが抱えていた問題に向き合っていくことになる。》
―
あまりにシリアス過ぎた記事で休刊に追込まれた『新潮45』10月号の書評に
<『樹海考』村田らむ著>があった。書評としても、なかなか的をついている。
≪・青木ヶ原樹海のイメージというと、多くの人は『自殺の名所』と答える。
実際に樹海を擁する山梨県では自殺対策事業を続けており、自殺防止として、
ボランティア監視員を多数、配置している。私などは、人工的な都会生活に
疲れた人が樹海に死に来ると思っていた。死までが管理されている都会ではなく、
野生動物がそっと消えるように自分の意思で自然に還りたいと考えると…。
・これまで20年にわたり、100回以上樹海に入ったという著者自身も、樹海を
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10月24日(木)
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