ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[387629hit]
■6634,閑話小題 〜男の弱さ
行くことはできない。なぜなら自分の「自然ないつもの平穏状態」を変えることが
できないので、蓄えた富は単に期待値を上げるだけで、以前の状態に比べてより、
幸せだということにならないからである。しかしながら、私たちはその努力が
無駄であることに気づくことなく、それが人生ゲームで勝つために役立っている
限り、努力を続ける。常に自分が持っている以上のものを欲し続けて、回し車の
上のハムスターのように、走って走って走り続けるのである。 》
ー
▼ 6年前の節目から現在に至るまで、それ以前と比べて、格落ち感や、
引け目が思いの外、少なかった。逆に、今まで意識することがなかった、
人たちを凝視する機会になった。その姿は、節目以前の自分の姿でもある。
人間は深い内面をそれぞれが持っていて、日々刻々、変化し、順応している。
それが分からないのが大方の人間であり、他者を元もと分かってない上に、
内的順応の変化など知りようがない。平穏な状態と、波乱の織りなす絵柄が、
その人の人生になる。そして、永遠の彼方にプッチと消え去っていく。
・・・・・・
6271,閑話小題 〜情報の階層化について −2
2018年05月15日(火)
* 「情報についての情報」
〜選び取ってる「世界についての物語」
カントだが、私たちは「私が知っていること」を優先したがる。そして、
同程度の連中で群れ階層化する傾向が強い。TVひとつとっても、4k(スマート・
TV)か、否かでラインが引かれる。ガラケイとスマートフォンの以上の格差がある。
その階層化も、今では、それぞれがバラバラになり、「原子化」状態である。
―
≪ 「情報の良否が判断できないユーザー」の特徴は、
◎ 話を単純にしたがること、それゆえ最も知的負荷の少ない世界解釈法である
「陰謀史観」に飛びつくこと。 ネット上には、世の中のすべての不幸は
「それによって受益している悪の張本人」のしわざという「インサイダー情報」
が溢れかえっている。「陰謀史観」は、この解釈を採用する人々に「私は他の人
たちが知らない世の中の成り立ちについての“秘密”を知っている」という
全能感を与えてしまう。そして、ひとたびこの全能感になじんだ人々はもう以後
それ以外の解釈可能性を認めなくなる。彼らは朝から晩までディスプレイに
しがみついている自分を「例外的な情報通」だと信じているので、マスメディア
からの情報を、世論を操作するための「嘘」だと退ける。こうやって「情報難民」
が発生する。彼らの不幸は自分が「難民」だということを知らないという点に。
◎ 情報の二極化がいま進行している。この格差はそのまま権力・財貨・文化
資本の分配比率に反映するだろう。私は階層社会の出現を望まない もう一度
「情報平等社会」に航路を戻さなければならないと思っている。そして、
その責務は新聞が担う他ない本稿では「情報の階層化」について書いたが、
実際に起きているのは、「階層化」というよりはむしろ「原子化」である。
人々は今では個人単位で情報を収集し、「自分が知っている情報の価値、自分
が知らない情報の価値」についての中立的なメタ認知能力を失いつつある。
「自分が知っている情報の価値、自分が知らない情報の価値についての中立的な
メタ認知能力」のことをここでとりあえず「情報リテラシー」を名付ける。
情報リテラシーとは一言で言えば「情報についての情報」である。「自分が
知っていることについて、何を知っているか」というメタレベルの情報のこと。
例えば、「この情報をあるメディアは伝えているが、違うメディアは伝えて
いない」という情報の「分布」についての情報。「この情報には信頼性の高い
データによる裏付けが示されているか、いないか」という情報の「信頼性」に
ついての情報。 「この情報はこれまで何度も意匠を変えて登場してきたある種
のデマゴギーと構造的に同一か、先例の見いだしがたい特異性を示しているか」
という情報の「回帰性」についての情報。などなど。
[5]続きを読む
05月15日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る