ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6128,読書日記 〜『金言・笑言・名言録』
とり入れてくるので、それを二度くらいやるとだいだい基本的なもの(コンテ
たりうる自分史年表)ができた。自分史年表は、いいものがいちどきにできる
わけはないから、いろんな枠組みと、いろんなスケール(特に時間軸の長さ)
で、習作的にいくつか作ってみることが重要である。
年表を作る意義は、それによって巨視的に自分の人生全体をパッと見渡せる
ようになることにある。大切なのは、「全体をパッと見渡せる」ということに
あるから、はじめからあまり詳細な年表を作ることに熱中するのはよくない。
詳細すぎると、細部に目がいきすぎて、全体をパッと見渡すことができなく
なるからである。・・(略)
自分史年表の骨格は、いわば、「履歴書(学歴・職歴)プラス個人生活史
プラス家族史」みたいなものであるから、まずは、そのアウトラインを自分の
思い出すままにメモ的に書いてみるところからはじめるのがよい。
・履歴書は、普通の履歴書を少し詳しく書く程度でいいだろう。
・職歴の部分は、「仕事内容の歴史」「職場異動の歴史」が入いるほうがいい。
・個人生活史の基本は、住所変更の歴史をきちんとおさえることが重要だ。
人間の人生はすべて4次元時空(空間軸プラス時間軸)上の移動の歴史だ。
人間はすべて、「あるとき」「ある場所」で誕生する「誕生点」といってよい。
一生の間、4次元時空の時間軸上、空間軸上を移動しながら生活を続けていく。
そして、やがて、命数が尽きたとき、人は、4次元時空上のある一点(あるとき、
ある場所)で死ぬ。「死滅点」といおうか。結局、人の一生は誕生点から出発
して、死滅点へと向かう長い長い4次元時空上の航海のようなものだ。
自分史はその航海日誌のようなものだ。≫
▼「人生は、誕生点から出発し、死滅点へと向かう長い長い4次元時空上の
航海のようなもの」で、その間に「多くのエピソード」を道しるべにして
自分史を作り上げていく作業で、自分とは何者であったか、何者でも無かった
かを知るのである。だから、当人にとっては、苦しい内省でもある。
何ごとも指導者しだいで、作品の品質が違ってくる。人生もだが!
・・・・・・
5760,つれづれに哲学 〜言葉も行為である
2016年12月22日(木)
* 言葉も行為である
飽きもせず毎日、これを書き続けてはや16年近く、テーマは5760になった。
この一番良いのはHP内検索が出来ること。PC教室の先生との共同作業の賜物。
何か書こうと…例えばケニアとか、イスラエルをテーマを思い立った時に、
HP内検索をすると過去文が羅列して出てくる。これに外部検索をかければ、
軽い文章の筋道がみえてくる。毎日、16年分の同月同日分を読み返すが、一度、
分類すると、後は忘却の彼方に。しかし思いついたキーワードを内部検索に入力
すると瞬時出てくる。
この随想日記は雑記帳の範囲だが、前日、大筋を書いた文章を早朝、誰かを
想定し時間をかけ魂を入れ書き直す。想定する相手は、数年先に読返す私自身
と、親しい友人。喫茶店かスナックで「こんなニュースがあるけど」「まあ、
驚いた」「ある本に、こんなことが書いてあるよ」など、思いつくまま語り
かけるように書いている。これは、ブログで「直接語りかける行為」をして
いるような感覚に、情念を入れ語りかける行為になるということ?
それとも、本を読みこんでない人には、単に言語の羅列だろう?
確かなことは、テーマを探し、材料を集めて、画面のメモ欄で編集する行為を
しているため、立派な行為と言える。その辺りをネット検索をすると…哲学者・
オースティンが、言語行為論をテーマに論じていた。 その論旨とは…
≪ 発語行為とは、オースティンの用語。発語内行為とも。
言語行為論とは、言葉を発すること(談話とも言う)が 一つの行為であること
に注目した研究である。 発話内行為とは、言葉を発することそれ自体がある種
の行為を行なっている事態を指している。 たとえば、結婚式の誓いの場における
`I do.'は、 約束という行為を行なっている。また、船の進水式のさいに
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12月23日(土)
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