ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6105,閑話小題 〜夕陽は‘日の名残り’色
・勇敢の誉れ高い人のなかには、ただ逃げるのが怖かっただけの人もいる。
 〜トーマス・フラー(英国の聖職者、歴史家 / 1608〜1661) ≫
▼ 「お世辞」を、いかに巧妙に言えるかどうかが、知性? そうじゃない?
  ー世界はすばらしい物でいっぱいのスーパーなのー も良い。
 こういうのはどうだろう。《世界は、大都会なの。コンビにも、スーパーも、
百貨店も、高級専門店もある。逆に、下町には貧民街もある。世界は、喜びも、
悲しみも、いっぱい詰まっているの。別に買わなくてもいいから、チャンとした
身なりの服装と、身すぼらしい服装を二着と、少々のお金を持っていれば、
何処に行けるの。良くないのは、少々の金と、一着しか、持ってないことよ!
その世界しか知らないのは、不幸と幸福が裏腹ということが知りえないからよ!》
・・・・・・
2014年11月30日(日)
5008,人は死ぬとき何を後悔するのか? 〜4
         『人は死ぬとき何を後悔するのか 』小野寺時夫(著)
  * 治療を後悔する人が多すぎ
 読むにつれ憂鬱になるのが、病院経営の利潤が優先され患者はグチャグチャ
にされる実態?である。父が亡くなる直前にポツリといった一言、「あんなに
苦しむなら、手術をしなければよかった!」 死を覚悟した時、「どのみち
助からないのに、あの激痛を長時間も耐えなければならなかったか?」
の疑問が生じるのは当然。 ー治療に対する後悔する原因を要約するとー
・ここで外科医だった当事者の著者が、末期ガン者の手術のやり過ぎの実態に
 強い疑問を投げかける。 転移している場合、根こそぎの切除は不可能に
かかわらず、大掛かりな手術をするケースがあまりに多い、と。 食道ガンの
名医が、転移している膵臓ガンも切るため、その方が好い加減な手術になる。 
・日本では、「手術して直る可能性が高いのか」「再発する可能性が高いのか」
「再発するならどれ位生きれるのか」などを、医者が説明せず、患者の方も医師
に質問しないのが普通だが、欧米人には考えられないことという。
・抗がん剤が効くのは、ある種の白血病、悪性リンパ腫、睾丸ガン、小児ガン、
7割位の人に有効で、5年生存率も6割を超えている。問題は、それ以外のガン。
延命効果があるのは10人に1人。著者が外科医だった頃、試みた中で殆ど
効果はなかった。新薬治験という誘惑があるが、これも薬品会社のモルモット
かわりか、法外の費用になる。新薬治験効果があった話はほぼ聞かないという。
・また民間療法も、あまりの法外の費用面で、「一千万単位の借金を背負った」
 という話があまりに多いとか。家族が苦し紛れで、自宅を抵当に入れケース。
これなど、少し冷静に考えれば、効果などある訳がないが、溺れるもの藁をも
すがるで、家族全体が破滅に向かう。代替治療という‘無法地帯’が、世の中
にはある。岩盤浴、低周波装置、ガン免疫療法などなど、幾らでもある。
しかし、著者の知る限り、全て効果は無かったという。
▼ 高齢の転移したガンの手術は考えた方がよいことになる。治療の後悔も、
 情報と知識不足が原因。それで目先は助かっても、長期間の苦しみが待ってる。
人生の晩年は、厳しい『生老病死』が待つ。やはり「手遅れで余命半年」が、
一番良い? その瞬間から地獄のような日々になるが、これも人生。同年代の
4人に1人は、そうして逝った!どうしたら良い?今を充実させ、楽しむしかない。
「死んで花実が咲くものか」で、死にかける前に、元気なうちでなければ、再び
よい目に会えない。さて今日は何を楽しもうか?面白そうなことは幾らもある・・ 
・・・・・・
2013年11月30日(土)
4641, 閑話小題 ー「考えないこと」こそ罪
 朝日新聞の‘論壇時評’で、作家の高橋源太郎がー暗い未来「考えないこと」
こそ罪ー をテーマに書いていた。「馬鹿な考え休むに似たり!」としても、
社会の常識を疑い、逆照射をしたり、哲学書を生半可とても、融かすように
学び続けるしかない。だから、考えようとしない人は直ぐに分る。まともな

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11月30日(木)
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