ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6017,ルネッサンス
老人世帯の9割は、他人事ではない。 〜NHKの内容紹介のブログより〜
≪ 中高年の子どもがリストラや親の介護をきっかけに、高齢の親を頼って
同居するケースが急増している。こうした親子は、子の失業や親の病気などを
きっかけに「親子共倒れ」に追いつめられていくケースが少なくない。
密着取材とアンケート調査で「親子共倒れ」が広がっている実態を明らかにし、
どうすれば未然に防ぐことができるのか、専門家を交えて考えていく。≫
▼ 放送の翌日、見ていた家内が青くなって、録画をみるよう勧められた。
蓄えがなく、癌と分かっていても、病院にいくことも出来ないケース。
親の窮状を、みるに見かねて退職し、面倒をみているため、二人の生活を維持
できる収入もなく窮地に陥るケース。息子と同居するようになって、年金が
打切られて生活が成り立たなくなったケースなどが痛ましい。退職時に、
ある程度の蓄えがあっても、癌などで高額の治療費を払い続けるうちに、
蓄えが底をつくケースもあり、その可能性は、誰にも起こりうること。
国民の3割の預金が300万以下で、全世帯の収入額の中間点の人が600万。
全体平均は1000万円。上位2割の平均が3000万という。
とすると、貯蓄が1千万以下の人が三分の二となると、誰もが老人漂流社会
の当事者になる可能性を大きく持つことになる。近未来を考えると末恐ろしい。
世界は、何とか大恐慌の一歩手前で平成を保っているが、いつ何時、火の手
があがる可能性を膨らんでいる。やはり心せねばならないが、一歩先に、
事業清算をした我が身、毎日、賑わせている「東京オリンピック」バカ騒ぎが、
何とも面白く、哀しく、痛ましく思える日々。少し考えろ、何がアベノミクス!
成るほど、尻尾だけでなく、頭も、やられている!
・・・・・・
4921,一度、死んでみましたが −3
2014年09月04日(木)
* 死の淵からのルポの凄み 〜A
ー淡々とした文章だが、内容が内容だけに凄みがあるー
● 細やかな喜び ーp48
いま寝ているベッドは、"オリ"のようだ。 気を緩めて、身体を狭めると、
柵の範囲がすかさず小さくなってくる。 一度、詰められると、迫ってきた柵は、
もう動かない。身体全体が、不自由な位置で止まる。あらゆる方向へ、もう一回、
自分の手足を伸ばす必要がある。右手で左の柵を持って、右半身を持ち上げる。
または、その逆。目の前に、柵が迫る。 柵のなかで、のたうちまわる。
トドみたいだなあ、といつも思う。思うようになかなか動けないのだが、
ベッドの柵を持って、バタンバタン、ドタンドタン。ほんの少し、右に寄れた。
それでも、‘身体’を感じて、ボクは嬉しいのだ、自分で、自分の身体を、
動かせたことを。 だけど、いつもできるわけでもない。≫
● 書くことが、生きること ーp222
自動体位交換機能付きのエア蓄ベッド。それに助けられて、ボクは寝ている。
1時間おきにガーガーと音をさせて、エアーが入る。そして、ボクの身体は右に
傾いた緊左に傾いたりする家族が1〜2時間おきに椅子に座らぜてくれたりもする。
自分では動けないからだ。 こんなに身体が変わってしまったのが、いまでも
信じられない。つらかった。けれど、どうだろう? そうなってしまった身体を
嘆いていても、しかたがないじゃないか!
このつたない文章が、いまのボクにできることなのだ。
どうしても書かなくてはならなかった。ボクには唯一、書くという機能を神さま
が残してくれていた。書くことが生きていてよいと唯一、言ってくれている気が
するから、ボクは書き続ける。脳のほうはさっぱりだけど、書くことができる。
その機会を与えてくれた友人や仕事仲間に、感謝しても感謝しても、足りない
くらいだ。本当に、ありがとう。これからもボクはつまらなくても、忘れても、
書き続けると思う。これからもずいぶん、面白い人生を送ることができそうだ。
迷惑をかけてしまうかもしれないが、これからが楽しみだ。書くことが、生きる
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09月04日(月)
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