ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5826,閑話小題 〜しまった! ー現実に溺れてしまいー 13
若者たちの間で「シェアハウス」が流行している。言わば共同下宿で、
一人で生活するのが経済的、精神的に難しかったりする若者が暮らす。
他人を必要としない時には、離れた部屋にいて、人の息づかいを感じたい時
には、共有スペースに出ていって話をしたりする。結婚とは、そういうもの
では? 還暦過ぎて、家に一緒にいるケースが多くなると、この姿勢が
必要になる。妻を亡くしたことをシュミレーションしてみて、そのプラス
マイナスを考えれば、自ずと答えが出るはず。妻のマイナスだけを見ずに、
プラスもを考えて、感謝をしてみれば!> 》と、ギレがよい。
家に入って3年近くになるが、互いに我が強いため大変だが。その間に、
40年以上の結婚生活で至った結論が、上記の「シェアハウスと思えばよい!」
この三年間では、互いの居間の滞在時間を半々にすること。私がいる時間帯は、
家内は食事の支度など家事をして、私が書斎で読書とパソコンや、寝室で
ドラマなどを見る時間帯は、家内が居間と、棲み分けている。
就寝時間も私が20時過ぎ、家内が0時。起床時間は私が冬場4時半、
夏場が4時。家内は7時過ぎ。結婚以来だが、互いに自分のスケジュールを
淡々とこなすが、2〜3ヶ月に一度は恒例の喧嘩になるが、数日で元に戻る。
そこに自然と「忍耐、努力、諦め」が滲み出る。色いろ見てきて「独り暮しの
厳しさ」が分かるため、まず我慢、忍耐!だから、互いに違ったライフワーク
と、共通の趣味が必要。定年期を向えた日本中の団塊世代が、家庭内では、
忍耐、努力、諦めの鍛錬の諍いが生じている。私のように、立場が180度も
逆転した者にとっては、この実感が強い!
・・・・
4364, 嘘と真実 −3
2013年02月26日(火)
ー『「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」橘玲著』よりー
嘘といえば、超能力と霊媒である。少しは本物もあるのだろが、99%は
タネがある。所詮は、思い込みでしかない。世の中の現象、嘘と真実が丁度よい
塩梅で混合している。営業活動は9割方は、これを知り尽くしたもの。絶対量と
質を持ったものが、知らないものへ都合良く誘導する。政治など、まさにこれ。
* サイキックマフィア
≪ 50年前の1961年の頃、世界心霊主義者協会の理事で、世界で最も
金を取る霊媒師の一人だったラマー・キーンは、全米各地で交霊会を催し、
神秘体験を求める人たちの前で霊視能力や念動作用、心霊療法などさまざまな
奇跡を演じてみせる。スター霊媒ともなれば湯水のごとくカネが流れ込み、
王侯貴族のような豪邸に暮し、美女をはべらせ最高級のレストランで食事をし、
一流のナイトクラブで札束をばら撒く夢のような生活が待っている。
彼がほかの霊媒とちがっていたのは、虚飾の生活に倦んで正直な生活に戻ろう
と思い直したことだ。彼は『サイキックマフィア』(太田出版)という本を書き、
‘幽霊ビジネス’のカラクリを暴露した。交霊会では、さまざまな"奇跡"が
演じられる。物体移動の実演も、そのひとつで、こんな感じだ。
会場から指名され壇上に上げられた男に、霊媒が訊く。「免許証をなくされたん
じゃない」怪訴そうな顔で、男は反論する。「そんなはずはないよ。免許証は
いつも財布に入れていたんだ」 「だったら、確認されたらどうですか?」
男が財布を開けると免許証はどこにもない。「お捜し物はこれですか?」
霊媒は、胸ポケットから男の免許証を取り出してみせる。もう少し手の込んだ
ものがある。交霊会で、年配の女性に霊媒が尋ねる。「最近、大切なものを
無くされたのではないですか?」そして、それを出してみせる。何ということは
ない。スリを雇って予め抜き取っていた。交霊会前に、広告などで参加者を募る。
霊媒は、その中から適当な人を選んで、人を雇って花を届けさせ、家の中の様子
をうかがい、情報を取る。そして、あたかも霊感があたったように、
その詳細を全員の前でいう。 ≫
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02月26日(日)
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