ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5624,人生を幸福で満たす20の方法 〜④
* 娘が、漫画家になりたいと言い出しました
Q: 高2の娘が、漫画家になりたいから、大学に行かずマンガを描くと言い
出しました。昔からお絵かきが好きな子でマンカもよく読んでいましたが、
まさかそんなことを考えているとは思わず、驚いています。特に成績がいい
わけでもなく、この就職難の時代に中途半端な大学に行くより、なれるなら
なってくれたほうがいいという気もします。でも、プロの漫画家になる
なんて簡単なことではないでしょうし、娘の描きかけのマンガを見ましたが
才能があるかどうかわかりません。娘に才能があるかどうか、どうやって
判断すればいいのでしょう? 今は大学もマンガ学科があるようですし、
そういうところやマンガ専門学校に行かせたほうがいいのでしょうか?
アドバイスいただればと思います。
A:私が美術予備校に行って勉強になったのは、自分の作品と他者の作品を
冷静に見比べることができるようになったこと。300人の絵を並べて、その中
で最下位だということがわからなかったの、最初は。「なぜ、自分が最下位で、
この人が一番?」なのか自分が見えてなかったの。 ・・すごい不細工なのに
自分のことを可愛いと思い込んでるコがいるでしょ。あれと同じ。でも、
予備校で本当に上手な人の絵を見て、大学に行ったらもっとみんな上手かった。
で、「ダメだ、こりゃ」って、自分の実力がいかにないかとわかって、
「じゃあどうするのか」って、そこからですよね。そういう意味で、専門学校
みたいに人が集まっているところに行くのも自分の位置を知るにいいかも。
・・才能があるかどうかなんてやってみないとわからんし、親が判断すること
でなく、それは世間様が判断すること。・・まあ、別に漫画家じゃなくても、
高校生にもなった娘が進路について「これをやりたい」というのに反対する
ことはない。ひとつだけアドバイスするなら、「アルバイトはさせたほうが
いい」ってことかなあ。お金をもらって、他人に怒ってもらえるという経験は
貴重です。私もアルバイトでいろんな経験させてもらったのが財産になってる。
いるだけで「可愛いね」って言われる時代から、いるだけで「邪魔、パパア!」
って言われる時代まで、女の人の方が描くことの引き出しが多いんですよ。
だから、やっばりいろんな場所でいろんな経験してほしいですね。
▼ 早期退職のサラリーマンの蕎麦屋をしたいという話と同じ。遊びや趣味で
やるのと、それで生活していくのは別問題。17〜8年前になるが、甥っ子が
京セラに勤めて10年、何かで社長賞を貰ったのを契機に漫画家に転身と聞いた。
当初は、そこそこ売れっ子だったと聞いていたが・・ 漫画家の名は、自分の
名前を逆読みにした「きもと○○」という。次々と若い漫画家が出てくる中で
若い人の感覚を取り入れ続けて生き抜くのは大変のはず。この娘の場合は、
専門学校に入れるのがベスト。その世界で仕事が出来るだけでも、本人に
馴染むからである。
・・・・・・
4152, 「B層」の害毒
2012年08月08日(水)
【ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒】ー適菜収著 より
哲学者の適菜収のー日本を蝕む「B層」の害毒ー論が面白い。B層といえば
(何度か取り上げたが)、小泉元総理が「ワンフレーズ」で、「マスコミに扇動
されやすい大衆に名付けた層」をいう。2005年の郵政選挙の際に選挙戦略として
国民をIQと構造改革への姿勢からA層、B層、C層、D層に分類、B層を選挙の
ターゲットとしたことに由来する。これで当時の自民党に圧倒的大勝利を収めた。
この層について、著者は以下のように分析している。
≪ 「B層」とは何かというと、
◎〈マスコミ報道に流されやすい『比較的』IQ(知能指数)が低い人たち〉
とあり、〈B層は絶対に反省することがありません。無制限に拡大した
権利意識と被害者意識がB層の行動を規定します。郵政選挙で騙され憤慨し、
再び民主党のマニフェスト詐欺に騙され失望し、将来にわたり「騙された!」
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08月08日(月)
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