ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5557,アメリカに見る貧困問題 ―②
次の日も同じ場面が繰り返される。
「今度はだまされないぞ。開けろ!」 イワンは袋を開ける。やはり、おがくず
以外なにもない。三日目、四日目と、同じことが繰り返される。 七日目、
ついに守衛は根負けしてしまった。
「なあイワン、お前が何かくすねてるってことはわかってるんだ。だけど、
もうおれは検査しないよ。おれは見て見ぬふりをする。誰にも言わない。
だから、こっそり教えてくれ。何をくすねてるんだ?」・・ 「手押し車」
・ 監獄で三人の囚人が話していた。
「おれはサボタージュのかどで逮捕されたんだ。工場に五分遅刻したもんで」
「おれは反対に五分早く出勤したために逮捕されちまった。スパイ容疑で」
「おれなんか、時間きっかりに職場に着いたんで逮捕されたんだぞ。
西側の時計を持っているという容疑で」
・ 第二次世界大戦後。終戦直後で皆食べるものに困っていた時代。街中で、
ある若い女性が一人の盲人に話し掛けられた。白い封筒に入った手紙を封筒の
表面の宛名の住所まで届けて欲しいのだと言う。帰り道だったため、女性は
快く引き受けた。そのまま二人は別れたのだが、暫く行って女性は、盲人男性
が他に要るものがないかと振り向いた。すると盲人だと思っていた男が白い杖
を小脇に抱え、健常者の様に反対方向に走って行くのが見えた。おかしいと
思った女性は、近くにあった交番に駆け込み、事情を説明した。
警官達は宛名の住所に突入し、そこで食用に売られている、山と積まれた
人間の死体を発見した。封筒には便箋が一枚。そこにこう書かれていた。
「こいつが今日最後の獲物だ」
▼ ユーモア、ジョークを楽しむには、あるレベルの教養とセンスが必要。
その隠された捻りを一瞬で理解できないと笑いが浮かばないため、話し手も、
一発芸の要素が必要になる。そこで相手を選ぶしかないが、それが皆無?
<ところで、ロシアの小話を7年前に、取上げていたのを忘れていて、
分類のにアップの際に気づいた。幸い、重なる内容は一つも無いので、
テーマを「ロシアンジョーク」から「ロシアの小話+4つ」に変更した。
7年前も、時間がタップリあったということか!>
・・・・・・
2008/03/18
2540, ロシアの小話、8つ
小話といえば、ユダヤと、ロシア、そして中国などがある。
その中で、一番スリルとサスペンスがあったのは、ソ連の体制時の小話だろう。
ひつと間違えば、秘密警察に連行されシベリアに流される。
そのギリギリの中で、ひねりを入れた小話を「アネクドート」といいうが、
ロシア人は食事時などに、普段人には言えない鬱憤をぶちまけるために
作られたブラックジョークだからこそ、毒があり捻りに味がある?
その幾つかインターネットで探してみたが、ブラックージョーク収集を趣味と
している私でも、含み笑いをしてしまう。まずは、強烈なやつから順に・・
・息子が服をボロボロにして帰宅しました。
「どうしたんだ、お前」 ―父親が厳しく問い詰めました。
「隣りの子と喧嘩した」
「なんてことをやらかしたんだ。これじゃ新しい服を
買わなければならないじゃないか。」
「だからどうなの。」 ―息子が自慢気に答える。
「あの子を見てみればいいんだよ。あの子のお父さんは
新しい子供を買うことになるだろうさ。」
・母「ぼうや、大きくなったら、何になりたい?」、
子「お母さん、僕、外国人になりたい」
・地獄に落ちたブレジネフは数ある罰の内の一つを選べといわれる。
レーニンは針の山でもがき、スターリンは煮えたぎる熱湯の中で苦しんでいた。
ところがフルシチョフは何とマリリン・モンローと抱き合っているではないか。
フルシチョフと同じ罰を所望するブレジネフに地獄の番人は答えた。
「とんでもない。あれはマリリン・モンローが受けてる罰です」
・ソ連共産党が70年かかって出来なかったことを、
エリツィンが僅か三年でやり遂げた。それは何だろう?
答え:国民に社会主義お良さをわからせた」
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06月02日(木)
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