ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383525hit]
■5526,若者よ、外に出よ! ーD 世界の祭り
最近はネットに移行したから、始末が悪い。聞いている方は、その人間の
卑しさに気づいて軽蔑をしても、顔に出さない。情報化や都会化で、人は
表面的には誰とでもフレンドリーだが、実は、彼らは「孤独の群集」で、
他人の内幕を知りたがる。だから、こういう、「内幕情報屋」の存在が
必要となる。学生時代に読んだ、リースマン著『孤独の群集』の中で、
都会化が進むほど、「内幕情報屋」が、多く現れると論証していた。
自分の趣味と、一般教養を持たないと、現象界をそのままを現実、真実
として受入れてしまう。(偶然だが、一年前と4年前の同月同日の内容が、
そのまま書いてあった) 普通の人であれば、噂話も世間話をするし、
敢えて、特徴を取り上げることもなし、ただ無知なだけ!と割切ればよい。
ところが、実は、その内幕情報屋の流される噂話が、個々人には、
「掟というトリック」が含まれている。それが各人の牢獄をつくり上げる。
これが「絶対不幸」の人たちを作り上げる。その結果、「不幸不利」を
なってしまう。そして、自分の世界を小さく小さくしていく。
「不幸不利」のスパイラルは、強力なマイナス磁力がある。
己の「不幸不利」に気づくには教養のベースか、死線を漂う経験などが
必要になる。小、中、高、大学の同級会に毎年、出席しているが、不幸不利
の人の比率が、進学するにつれ減っている。鬼のような形相のオバサンや、
時代かかった成金は皆無になる。豊かさ貧しさは、置かれた状況でもある。
幸福であれば、他人の不幸には興味が無頓着になる。不幸不利の人は・・
・・・・・・
4796,閑話小題 ー倒産よもやま話 〜�
2014年05月02日(金)
* 何かが変?なのは、自分? それとも巷の常識?
先日取り上げた【「道徳」を疑え!〜自分の頭で考えるための哲学講義
ー小川仁志著】の中で、イギリスの哲学者 フランシス・ベーコンの
「イドラ(本当のことを隠してしまう臆見)を取り上げていた。
彼によると、人間には四つのイドラがあるという。
《・一目は「種族のイドラ」です。これは人間という種族に固有のイドラで、
感情や感覚によって知性が惑わされることによって生じる。人間は自分が
主張する立場に箇執し、その点からしか物事を判断できない。
・二つ目は「洞窟のイドラ」。あたかも狭い洞窟に考えが入り込んでしまった
かのように、個人の狭い事情により生じる思い込み。その人の受けた教育、
影警を与えた人物、読んだ本などが原因で、狭い考えに入り込んでしまう。
・三つ目は、「市場のイドラ」です。これは言語によって生じる思い込みです。
あたかも市場で聞いたうわさ話を信じてしまうがごとく、人は言葉のもつ力に
弱いものです。いまは市場より、インターネット上に氾濫する言説が原因?
・四つ目は「劇場のイドラ」です。それぞれの都合の良い物語を疑おうと
しないで信じてしまうことをいう。》
:この結果、世間とかいう、ほぼ嘘で固められた常識を疑うことなく信じる九割
以上の人達がつくられ、現に存在する。この方々は、殆どのイドラが全存在。
覆い隠されている真実の世界の存在など想像すら出来ないため、厄介そのもの。
彼らには、「嘘もほどほどにしろ」より、「本当のことは、ほどほどに」と、
対応するしかない。何故なら、本当のことは、イドラの世界からは見ることが
出来ないから。本来、人間は共同幻想の中にしか生きることが出来ない存在。
とすると、変なのは社会と、その中で生きる、私たち(個々人)になる。
問題は、それを常に自覚できるかどうかが、境目になる。リーマンショック
から、一段と世の中が変になっている。ところが何故か、それを覆い隠して
いる何か、恐ろしい力。それが何だろう?「世界恐慌は静かに浸透しているが
誰も声高に言わない。いや、言えない」のだろう。石ころの大小を言っている
自分も、その中の砂利でしかない。結論は、「私も、一般常識とも、変!」
ということ。
・・・・・・
4429, 「死ぬのが怖い」とはどういうことか
[5]続きを読む
05月02日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る