ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5437,人生で最も大切な技術 ー⑰ 感情の川
がん細胞は、みずから生まれ育った場所から、新しい場所位に移動する
能力を持っている。転移である。
転移は、播種と、血行性・リンパ行性の二つに分けられる。
☆ 播種は、種が飛ぶようにして、広がっていく。
☆ 血行性・リンパ行性は、血管やリンパ菅を通って運ばれる転移。
転移は何故起こるかは分かってないが、それが、彼らの生存理由に
なっている。がんは転移がなければ、さほど恐くはない。
▼「がんは不良息子」は、言い得て妙。その扱いは、まず理解し、なだめ
すかし、暴れないよう扱うしかない。不良になるには長年の生活習慣が
起因していて、頑固で、性格が歪んでしまっている。だから、早めに歪み
を取り除くことが重要。生活習慣による身から出た錆の要素が大きい。
不良息子には、多方が良性と悪性の二種類がいること。悪性は、どのみち
助からない。反面、良性はがんもどきである。がんの成長は、意外と
ゆっくりしている。1センチのがんは、まず治るサイズだが、その大きさ
になるに30回の細胞分裂が必要で数年〜十年はかかる「尺取虫運動」。
・・・・・・
4341, イタリア人と日本人、どっちがバカ?
2013年02月03日(日)
「イタリア人と日本人、どっちがバカ? 」ファブリツィオ・グラッセッリ(著)
* 「南イタリア人と、日本の地方人、どっちがバカ?」
日本在住のイタリア人が書いた本だが、なかなか面白い。イタリアは、北と南
では民度が大きく違っていて、著者も、その一人だが、北イタリアはドイツを
しのぐといも言われる。 南イタリアは北の植民地的存在で・・ 首都圏と、
他の地方とかいう日本の感覚に似ている。最近の日本は欧州のPIIGSと同じ
レベルか、その下にまで成り下がってきた。まず、ーアマゾン〜内容紹介ーより
《 アメリカ型経済を真似て、私の国はメチャクチャです」。在日20年以上の
イタリア人建築家ファブリツィオ・グラッセッリは、こう語ります。 敗戦後
の奇跡的な復興から、近年の政治・経済・社会の劣化、教育制度の危機、
アメリカ主導のグローバリゼーションまで長い歴史を誇りながらも、今では
「立派な」借金大国である日伊両国には多くの共通点が存在します。国家破産
に向かう今日のイタリアは、明日の日本の姿なのでしょうか。架空のイタリア人
一家(ビアンキ一家)。ミラノの工場で働き、賃金カットの危機にある
ビアンキ氏と憧れの国日本にやって来るニートでオタクの息子。彼らを主人公
にストーリーが展開し、かの国で今、何が起きているかを描くとともに、日本
を少しでも良い国にするための、ウィットに富んだ提言を行っている。》
ー 要所を抜粋してみる ー
・「北イタリアだけを取り出してみれば、その経済の成長力や生産性の
高さは、ドイツよりも上で、事実上「ヨーロッパ随一」であることが、
よく言われます」(30頁)。
・「お互いがギブ・アンド・テイクの関係で成り立つこうした縁故関係を、
イタリアでは「クリエンテリズモ」と言います。そしてイタリア人の
社会は、この縁故関係をもとにした、無数のいわば「利権集団」の集まり
から成り立っています」(38頁)。
・「イタリアは、近代国家建設の時点で、南イタリアを「絶対に」必要
としていました。・・・ それは、一種の「コロニアリズム」=植民地主義
だったと言って良いでしょう」(70頁)。
・「今もなお、イタリア人が「あまり働かない」国民であるというイメージが
根強く残っているのは、はっきり言って「偏見」でしかありません。それは、
ヨーロッパの労働者について調べた具体的な統計にも、はっきり表れている」
・「ベルルスコーニは ・・・ イタリアの政治の仕組みを、アメリカ型の
「新自由主義」に変えること、そして、イタリアの経済を本格的に
「グローバル化」するという使命を帯びて首相官邸に乗り込んで行ったわけ。
・・ にもかかわらず、その政策遂行に当たって、ローマ政界の政治システム
に頼らざるを得なかったのです。・・ 結果、ベルルスコーニは、彼のバック
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02月03日(水)
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