ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5284,閑話小題 〜高齢者運転の講習と適性検査
「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」
英『エコノミスト』編集部 (著)
* 米国の衰退の予感と、勝ち組になる国の姿は?
日米欧のうちG7の中で残るのは米国だけと予測。人口衰退の国に明日は
ないことになる。その中で、日本の影は一層、薄くなるのは、現在の日本を
見ていても分る。米国の実質支配下の隷属国家、親が転ければ子も転ける。
〜まずは、その辺りから抜粋〜
《 米国民は、つねに競争、解雇、収奪、殺害のリスクにさらされている故に
脆弱感を持ち続けている、だから宗教にすがる、と分析する。
次に・高齢化に伴う医療費・年金の財政圧迫であり、投票率も高く献金も多い
高齢者の仕様の老害政治である。高齢者に有利な財政・優遇策ではなく、
若者の勤労意欲を引き出し、結果として高齢者をよりよく支えさせる賢明な
政治に切り替えよ、と主張する。エコノミスト誌の予測を読んで、私なりに
導いた結論は、次の点である。これからの「国々の興亡」は、中産階級を育て、
維持し、大いに嫁がぜる中産階級大国と、若年層の勤労意故、社会・政治参加、
高齢者を支えるコミットメントを上手に引き出すスマート・カントリーが
勝ち組になる。それはグローバル化を活用しながら、可能にしなければならない。
グローバル化の波頭でサーフィンするのではなく、海面からは見えない潮流を
とらえ帆を張ること。それには黒潮をつかまえることだ。そのひとつは、
シュンペーター的起業家精神。 ローレンス・サマーズは「21Cは、
シューペンターがもっとも重要なエコノミストになるだろう」と看破したが、
グローバル化により創造的破壊がグローバルに解き放たれている。
その怒涛に渦から湧き上げるプランクトンを貧ること。
もう一つはグローバル・リテラシーである。いま、それは英語である
* 二〇五〇年の日本の影は一層、薄い。
2010年に1億2600万人を打った人口は減少し続ける。人口減少は毎年1%GDPを
押し下げる。GDPは世界全体の1.9%、(2010年は5・8%)。人口一人あたりの
GDPも、米国を100とすると、韓国の105に比べて日本は58へと沈んでいく。
しかし、日本の真の問題は人口とGDPではない。 日本の科学関係のノーベル賞
受賞者は15人しかいない、オーストリアは日本の人口の7%に過ざないが、
受賞者は14人と日本より一人少ないだけだ。なぜなのか。エコノミスト誌は、
権威に挑戦することを目己規制するからだ、と見る。「欧米に追いつき追い越せ」
の後に何を生み出すのか、それが見えない点では日本も中国も同じである、
というのである。向こう40年間、日本にとっての最大の挑戦は、シュンペーター
と英語ということかもしれない。
{ *参考 20世紀の経済学者ヨーゼフ・シュンペーター(1883〜1950年)は、
イノベーションと改善を求める起業家の意欲が、いかに大きな変動と変革を
もたらすか注目し、起業家精神を「創造的破壊」をもたらす力と考えた。
彼によれば、起業家は「新結合」を遂行し、古い産業の衰退を促す。
確立されたビジネス手法が、より優れた新たな手法により破壊される。}》
▼ 現在の日本がシューペンター的起業家精神を持って創造的破壊が可能
だろうか?といえば、疑問である。それより国家の概念が、情報端末とネット
の進化で破壊される可能性が高い。ますます個人化が進み、個人が国家や、
地域社会の垣根を超えて行き来する。10年前、誰がPCが、タブレット、
スマートフォンの大きさになると想像した?
・・・・・・
4177, 哲学で自分をつくる ー6 (デカルトー②)
2012年09月02日(日)
第二章 まだ自分をさがしているのか?(ーデカルト―②)
「哲学で自分をつくる」瀧本往人 (著)
* まずは、「感覚」「現実」「数学」を疑うことから
確かに間違いなくある五感と、現実。デカルトは、まず、それを疑った。
現実と思っているのが実は夢でないかと。確かに感覚で捉えても、錯覚という
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09月02日(水)
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