ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6891,読書日記 〜『自由への旅』 −3
を、あまり早い時期に絞り込むのは問題。
あまりに早いタイミングで自分の専門分野を決めるのではなく多様性を重視した
ほうが、面白い結果が得られるというのです。 多くの体験や様々な知識があった
ほうが、人生を面白くできるのです。シンガポール国立大学学長のタン・チョー
・チュアンも同じように考えています。
 私がますます強く感じるのは、幅広い知性の重要性です。理由は2つ。
一つには、私たちが仕事や生活のなかで直面する課題の多くが複雑化している
ことがあります。課題がさまざまな分野や領域に関連するようになっている。
幅広い知的基般皿がなければ、複数の分野にまたがる潜在的な関連性を見抜く
ことはできないでしょう。
もう一つには、かつては私たちが生涯に手掛ける仕事は3つか4つくらいだと
考えられていましたが、今では平均的な卒業生は10とか12といった種類の
仕事をこなす可能性があります。それらの仕事がいくつもの異なる分野にまた
がることも想定されるので、軽快に頭を切り替えられるような知的基盤を持た
なくてはいけないのです。≫
ー―――
▼ この例えからすると、私は明らかに「キツネの生き方」の要素が強かった。
 しかし準備期間15年を含めた45年の仕事人生は、ハリネズミである。
この随想日記も17年間、続いたのだからハリネズミだが、内容はキツネ?
それともハリネズミ? 私のライフワークの、『地球景観・観光ツアー』。
行先は、ハリネズミというより、キツネ。地球を碁盤目に見たて、外側から
埋めていく。少し贅沢であったが、コストの10倍の価値が充分にあった。
殆どが観光シーズン終了際のキワモノ狙い。その情報探しから、楽しむ。
 51回の内容を振返って、深さをもっと実感するには、半分をケニア・
タンザニアか、スペインに集中する選択もあった。しかし、8割の全てがベスト
と思えるため、これで間違いはなかった。 
さて今、「キツネとハリネズミの対話」を思いついた! 面白そう。
 司会を大家さん、対談仲間に、熊さん、寅さんを入れて…  近々に? 

・・・・・・
3593, 誰も書かなかったアメリカ人の深層心理  −1
2011年01月26日(水)
  「誰も書かなかったアメリカ人の深層心理 」 加藤 諦三 (著)
 普段、マスコミなどから受けるアメリカと、著者が、ここで述べている
内容とは大きな隔たりがある。度々、アメリカに滞在した普通の目線で
平均的なアメリカ人を描写し、合せ鏡で日本人を見ている。
 日本人が誤解しているアメリカ像が、現在の日本社会を疲弊させている
という論には納得する。 ーアマゾンの内容紹介よりー
≪ なぜリーマンショック後、平気で多額の報酬を受け取ろうとするのか?  
 アメリカ人は、本当は何かを考えているのか。 経済格差の国・アメリカと、
幸福格差の国・日本。世界一楽観主義の国・アメリカと、悲観主義の国・日本…
長年、アメリカ・ハーバード大学で准研究員として活動を行ってきた心理学の
第一人者の著者が、そのベースにある彼らの宗教観や家庭観などから紐解いて、
初めて綴った目からうろこのアメリカ人論。
〈レビュー1〉 この本ではマスコミなどで流布されている米国像とは異なる、
 米国の一般の人々の社会における価値観、その元になる宗教、特にプロテス
タンティズムについての考察を通じて、日米社会の違い、さらには現代の日本が
抱える最重要課題、日本における人々の社会への不信感について論じている。
そうした不信感が人々のきずなを失わせ、米国とは大きく違う日本社会に
 米国流の競争システムを導入する問題を指摘している。実際、この10年で
大きく日本社会は壊れてしまったのではないか。 では日本における心の問題を
社会レベルでどのように解決していけばいいのだろうか。著者は宗教の重要性に
ついて述べているが、日本では宗教は儀式化しており、生きる知恵を授ける
存在になっていない〉 
▼ 著者は、ここで哲学者のアドラーの言葉を借りて、アメリカの金融資本
 主義者の殆どが深刻なノイローゼ患者という。そのほんの少しの患者を、

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01月26日(日)
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