ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6647,閑話小題 〜今場所は、まずまずですか!
「これは昔の見合いのときと逆ですね。
昔は『迷っているなら、嫌いっていうわけじゃないのよね? じゃあ、式場とか
いろいろ手配があるから決めるわよ。いいわね』と『晩春』における杉村春子的
なおばさんがどんどん決めてしまったんですけれど(小津安二郎の映画を観て
いない人にはわかりにくい喩えが続いてすみません)、今はそうもゆきません」
さらに著者は、以下のように述べるのでした。
「『迷っているなら、止めなさい』的発言をするお母さんは今はけっこう女性
の側に多いみたいです。たぶん結婚に自分の『果たしえぬ夢』があって、それを
娘に投影しているんでしょう。だから、『こんなところで手を打っちゃだめ』
みたいなことをおっしゃるんではないでしょうか。待っていれば、もっと条件が
良い相手が現れると考えているんでしょう。でも『迷っているなら、止めなさい』
というのは、ある種のイデオロギーだと僕は思います。結婚するときは、
『「この人だ」って、ビビビと来るものよ』なんて言われても。
『ビビビが来たかな? どうなのかな?』なんてわからないですよ」
「結婚しちゃえばだいたい同じ」として、著者は以下のように述べます。
「昔の母親は『いい縁談が来たんだから、あんた、もう30なんだし早く結婚
しなさい』とか『男なんてみんな同じよ』と言って結婚をせっついたものなんです。
これはたしかに一理ある発言であって、男はもちろんピンキリなんですけれど、
それはあくまで社会生活において際立つところの差異であって、家庭生活に
おいてはそれほど劇的な差異は見られないのであります」
そして、著者は次のようなトドメの一言を述べるのでした。
「娘に向かって『もっといい男が出てくるまで結婚を急いじゃだめよ』と言って
いる母親たちって、心のどこかでは『このまま結婚しなくてもいい』と思っている
じゃないかな。ずっと結婚しないで、そのまま年を取ってゆく。そういう娘の姿を、
どこかで期待しているんじゃないかと思うこともあります。ご自身の結婚生活が
あまり幸福じゃなかったせいで、『どうせ結婚してもいいことなんかないのよ』
という経験知で、娘の結婚を無意識的に妨害している」
――
▼ 海外ツアー51回の質量は大して自慢は出来ないが、連れと40回の同伴数は、
ツアー経験の中でも聞いたことがない。 5〜40人のグループの密室の中で、
夫婦間の軋轢は、それはそれは言語では表現出来ないほど。それでも、一人参加
より二人の方が楽しく面白い。二人の方が、大揺れの心の安全保障になる。
そこでは凝縮された日常のトラブルの多くが発生する。ツアーという圧縮された
時空が、普段隠されている問題を発生させる。と同時に、そこは外地の密室空間。
そこで火事場の馬鹿力が、その難関を乗越えさせる。誰も好き好んで、連れとの
同伴旅行は避けるのが当然。それも5回10回と重なると、自然とコツが出来てくる。
それが結果としての最善のノウハウになる。成るほど、旅行前と旅行中のストレス
をバサ!と、彼方に捨ててくるとは、言いえて妙である。
そうでもしないと、とっくに死んでいましたよ。
― エッ! 元もとそんなストレスもないし、何で、そんな果てまで行って、
捨ててこなければならないの? 500mの世界だから? それはそれで…
熊さん: 「 」
大家: 5円玉の穴ですか? この沈黙は。
寅: 話せばカカアに殴られるからね… 男は黙ってサッポロビールだよ!
・・・・・・
5187,世間の捨て方 ーA
2015年05月28日(木)
『世間の捨て方』ひろさちや著
* 「がんばればよくなる!」の馬鹿馬鹿しさ
〜二つの愚問、「生きがいとは何か」「どうすれば幸せになれるのか」〜
この二つの愚問?を真面目に自問自答してきたが、これこそ、「世間の奴隷」
が発する問いかけ、という。「生きがいは、がんばれば出てくる」も似たもの?
我々は「幸せでなければならない」という考え方が、そもそもオカシイとは、
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05月28日(火)
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