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堀井On-Line
by horii86
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■6079,「幸せ」の4つの種類
のため、客観的な事物のように分析ができないし、教科書で学ぶ知識の
ように知ることができない。実存は、ある意味で実感するしかない。
ヤスパースは、各人に実存を与えてくれる経験を、「哲学的真理」と
呼びました。これは、それを必要とし、耳を傾ける心構えのある人にだけ
大きな衝撃を与えてくれる体験のことです。
例えば、ある音楽,小説、映画や出会いから、生涯色あせないインパクトを
受けた経験は、誰にでもあるはずです。このように、他人には取るに足らない
ことでも、自分にとっては切実に響いてくるのが、哲学的真理です。
このような真理との出会いを経験した時、人は確実にそれ以前とは違う
自分になっています。
つまり、人間は、いろいろな経験を通して常に生まれ変わり、どんどん
向上していく存在なのです。だから、ヤスパースは「人間であるということは
人間になること」である、と説いたのです。 この実存を高める経験の中で、
ヤスパースが最も重視したのが「交わり」の経験。
これは、通常の言語的コミュニケーションとは区別され、切磋琢磨しあい
ながら高まりあっていく人間関係を指します。 ヤスパースは、それを
「愛しながらの争い」とも呼びました。 交わりとは、自分の既成の価値観に
充足せず、常に新しい遭遇の可能性を開いておこうという態度であり、
自分が自分でなくなるような出会いの経験です。≫
▼ 前に取上げた、「限界状況」や「超越者」が、ヤスパーの論として有名。
死や苦悩、争いといった自分ではどうしようも出来ない「限界状況」に直面した
とき、わたしたちは挫折します。しかし、こうした問題は他の誰かに代わって
もらえるものではない。自分の有限性を自覚できるのは自分だけだからである。
この有限性の自覚を通してのみ、自分を超えた真の実存「超越者」の存在に
気づくことが出来るのです。死や苦悩を受け入れ、強い意思をもって生きる
ことで、限界状況から脱出できると、ヤスパースは説いた。
ヤスパース夫妻の収容所送致の日程も決まって、もはや自殺というときに、
米国軍がハイデンブルクを占拠し、妻と共に奇跡的に命拾いをした。
彼によると、「自国の政府によって殺される寸前、敵国の軍隊により命を
救われた」ことになる。「限界状況」や「超越者」から考えみると、
<創業そのものが、実存の経験である!> また秘異境旅行も然り。
そこで見る光景の感動が、内なる「超越者」を垣間見ることになる。
・・・・・・
5347,事前の一策は、事後の百策に勝る 〜2
2015年11月04日(水)
何時ものようにボ〜っとしていたら、「事前の一策は、事後の百策に勝る」
という格言が浮かんできた。そこで以前、このタイトルのテーマを書いて
いたことを思い出した。 HP内検索で調べると、15年近く前であった。
会社整理も、事前の一策、いや10策・20策を長年かけ立てていたため、
最小の打撃で終えることが出来た。考えれば事前にしか出来ないことは、
幾らでもある。楽観だけでは世渡りはできない。最悪の事態の用意を、常日頃
から立てておく必要性をつくづく思い知らされる。事前の策は、最悪の事態を
想定し、シェルター、救命ボート、セフテイー避難口を用意してことである。
これは創業設計からの事前段階に組入れておくか、長年かけた準備をすれば、
さほど難しいことではない。これは、サラリーマンや、二代目には、何のこと
やら理解できない。幼児から少年期の両親の倒産の不安話からも学んだ事。
この事業清算で、多くの人たちの視線、視点が滑稽にみえていた。
私の知る限り9割以上が最悪の想定の対処がしてない?のではないか。
それぞれが知っている範囲でしか判断できないことが透けて見えてくる。
当時の私より、推定だが9割以上の中小企業の万一の備えが悪いことを
知らないで、「他人の不幸は蜜の味」と他人事と冷笑していたようだ。
両親の倒産・夜逃げ話が、私に取っての子守唄であったことを誰も知りうる
はずはない。他人の隠された経験を推し量れないのは、自分自身にも当て
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11月04日(土)
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