ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5936,閑話小題 〜巨人軍のドタバタ
縦に紫色の海に突き刺さった光景に、我を忘れ魅入ってしまった。近くから
『ここで日没を多くみてきたが、こんなのは初めてだ!』というため息交じり
の声が聞こえてきた。で、その直後に目覚めたが、その感動の光景はクッキリ
と残っていた。画家は、こういう夢を多くみるのだろう。それにしても、脳は
凄い画家としての創作能力があるもの。お近くなってきた?
現実に、このような日没を感動してみてたから、脳が創作をしたのだろう。
ケニアのサバンナ、ギリシャのエーゲ海の夕景、坂出の瀬戸内海の夕陽、
カトマンズの郊外の夕景、シリアのパルミラ遺跡の近くの高台からみた日没。
http://blogs.yahoo.co.jp/horii862000/archive/2015/6/15
そういう視点で思い出したら、あるある、いくらでも。それぞれのTPOSの背景が、
その夕映えをクローズアップする。夕映えといえば、新潟で事業を立ち上げた
頃、高速道路の延長線の東バイパスからみた紫に染まった雲と、夕景が
これまで見たことがない息を呑むもの。たしか、連れの人が、誰かに、
『この光景を見れただけでも、新潟に移住してきた価値がある!と、脳から
言葉が湧き出てきた』と、酒席で話しているのが聞こえてきた。
* 「折々のことば」(鷲田清一) 〜朝日新聞一面より
〜人類学者は「ヴュジャデ」を通じてひらめきを求める。(トム・ケリー)〜
《 はじめて見るのに、かってどこかで見たことがあるように思うのがデジャヴュ
(既視感)。 ヴュジャデはその逆で、見なれたものをまるではじめて見るかの
ように見ること(未視感)。 駄洒落(だじゃれ)である。偉大な発見はたいてい、
ありふれたものを新しい目で見るところから生まれる。 米国の経営者による
「イノベーションの達人!」(J・リットマンとの共著、鈴木主税訳)から。》
▼ 「既視感」に対し、「未視感」は、いいえて妙である。このところ、自分を、
「未視感」で改めてみている。また、過っての旅行先をネットサーフィンで、
他人目線の写真をみるのも「未視感」になる。 毎日、御対面する、自分の十数年
分の文章も、そうである。
・・・・・・
4841,「事業人生を決心して45年」の語り直しー15
2014年06月16日(月)
* 40年前の御家騒動の顛末
父は全てを知って、自分亡き後は、
<私と、実兄と、姉夫婦が、平等の立場で闘え!>と、条件を整えてくれた。
当時の姉夫婦との経験差が歴然としていることを憂慮、姉夫婦にハンデを与える
ため、生前贈与をしてくれていた。姉夫婦にとって、二人分の権利をアテにして
いたが、姉一人分だけだった。それが大きは不満だったのを見てとった。
父にしてみれば、年に当時の、一千万近い社交費を数年来、使っていた姉夫婦に
怒りが蓄積をしていた。 父は親戚など幾つかの遺産争いの仲介を頼まれ、
その実態を熟知しており、生前贈与をすることで、姉夫婦の独占を防いでくれた。
私には『これは御前の為!』と、こっそり教えていた。『専務は補佐としての
運営能力があるが、経営能力はない!』とも。それに私は、『以前から商売の本質
が解ってないことを、自分も見抜いていた!』と、答えていた。
争いが起きた時点で、ジャスコ、いとはん、の勤務と、千城台ビルと、養老乃滝と
ベーカリーの立上げを含めた6年で、創業のベース(無心で全てのエネルギーを
計画に叩きつけるベース)が出来始めていた。さらに、目標に対する自己能力の
限界の設定と、不足部分の見極めと、その補充手順を身に付けていた。更に、
それを楽しむことも。 「いとはん」でドルショック、「千葉の千城台」で
石油ショックを経験。震災クラスの歴史的事件が長期投資には、必ず起こる前提
で計画をたてておく必要性を肌で感じ取っていた。そのため長期投資のビル建設
では、「建物は売り前提に、(建設単価が高くても)買い手の用途変更を前提に
した設計をすべく、柱を壁側に置くか、極力少ない、スケルトン可能な鉄骨鉄筋
にすべし」が、父の極意。 これを書いて気づいたのが、千城台ビルは父が私を
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06月16日(金)
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