ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5849,「やさしさ」をにつける −A
5484、地球以外に生命は存在するか
2016年03月21日(月)
              〜「立花隆の書棚」より〜
  * ハビタブルゾーン ー宇宙の生命の存在可能なゾーン
「今までは、地球以外に生命が存在しているか?だったが、今では地球
こそが生命の辺境』という説すら出ているという。今までは存在したとしても、
出会うにあまりにも可能性が低い、というもの。 最近のアメリカでは、
多く存在しているという説が浮び上がりつつあるとか。 〜P263〜
≪ 生命が存在するためには、まず水が必要であることは間違いない。
水がないところには、基本的に生命は存在しえないのだから、水が液体として
存在している必要がある。水はうんと冷たければ固体に、うんと熱ければ気体に
なってしまいます。そうなると太陽系の場合は、太陽からの距離で、液体水の
有無が自ずと決まると同時に、生命の有無も決まってきます。太陽系の惑星の
うち、水星と金星は太陽に近く熱過ぎて生命は存在できない。一方、地球や火星
よりさらに遠い木星・土星以降の惑星になると、今度は、水は凍ってしまう。
ですから、水が液体の状態で存在し生命が存在しうるのは、地球と火星だけだと
一般的には考、えられています。それはほとんど正しい。けれども、必ずしも
それだけだと言い切れないのは、実は木星や土星のようにサイズが大きい惑星の
場合には、その内部構造を考えなくてはいけないからです。つまり、表面は
凍っていても、中は液体という状態もありうるわけです。おまけに木星と土星
にはそれぞれ、地球で言えば月にあたる、その周りを回っている衛星があります。
そのいくつかの地中には、水が液体で存在しているものがあるのです。
その一つが木星の衛星エウロパであり、その二つ目が土星の衛星ラケラドスで、
その二つの衛星についてもう少し詳細な調査を行えたなら、宇宙で地球以外生命
が存在しているという証拠が見つかる可能性がある。これが一つの可能性です。
もう一つの可能性としては、太陽系の外に生命がいるというものです。この宇宙
には太陽系の太陽に相当する恒星は、それこそ無数に存在しています。夜空を
見上げたときに星として見えるものは、あれは全部恒星、すなわち太陽と同じ。
だとしたら、夜空の星の周りには太陽系と同じように、それぞれ惑星がいくつか
広がっているということになります。
その無数の惑星の中には、ハビタブルゾーンと呼ばれる、要するに生命が生命
として存在可能なゾーン、言い換えれば、水が液体で存在できるゾーンに入って
いるものがあることが予想できます。実際に、そのハビタブルゾーン内に入って
いる惑星がいくつあるのかについて、かつては単にコンセプトとして検討する
ことしかできませんでしたが、最近では観測することが可能となりつつあります。
具体的に言うと、数年前からケプラーという人工衛星が上がっています。
ケプラーは、太陽系の外にある恒星の惑星系の中に、ハビタブルゾーソが
どれだけ存在するのかを調ぺるために作られたアメリカの人工衛星です。≫
 ▼ 観測天文学の飛躍的進化で、これまで、想像すらできなかった
  宇宙のことが知られるようになった。 地球のような惑星の存在が、
 無数存在する可能性がいわれているという。10の500乗の他宇宙の存在の
 可能性には驚いてしまった。そうこう考えると、この現実の中で、ああだ、
 こうだと、日常の現象に右往左往している自分が馬鹿馬鹿しくもある。

・・・・・・
5119,がんばれ〜!の絶叫 
2015年03月21日(土)
    * 風に立つライオン 
 映画の冒頭の場面が、アフリカの大地を少年たちが横一列に手を組み
歩いていく。そして、暫くして地雷の爆発がする。子供を使った地雷探し。
ケニアの病院研究所から国境近くの病院に派遣された医師は、そこが
実質、野戦病院であることを知る。そこは戦闘で腕や足を切断したり、
縫い合せる治療が中心の中で、主人公が、日の出の中、大地に向かって、
「がんばれ〜!」と何度も絶叫する。しかし終盤、極限の日々の中で、

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03月21日(火)
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