ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5810,閑話小題 〜毎日が面白い!〜このブログの書きあげ
ショックのもたらした落込みを真正面から受けた経験からして、一歩も
二歩も退いたとしても、末恐ろしさは同じ。年内に10000円を割る可能性すら
あるのに、何が三本の矢? 経済政策に関しては、どれほど酷い?言葉も
言い足りない!さらに、4年後の東京五輪。 今年のブラジル経済の窮状と、
リオ五輪の危うさが重なって見えてくる。ただし、憲法改正と、保守外交は、
それをカバーするかの線上にあるため、支持率が落ちてない。
 で、世界経済“負の連鎖”は止まるのか? の答えは、止まらない!
とすると、銀行預金を現物にし(ビル投資など)、デノミの可能性も、
視野に入れる手はずに入るべきか。もう、私には全く関係ないとしても。
 で、いま去年の文章を見ると、何故か、丁度よい続きになる。
流れは同じだが、深刻度は、去年より遥かに大きくなっている。
・・・・・・
5080,悪夢の21世紀 ー1
2015年02月10日(火)
   * 「ニヒリズムに落ち込む世界」 〜�
 イスラム国による日本人二人の斬首と、ヨルダン人パイロットの火あぶり
の処刑の写真には驚いた。このテロ集団の名を聞くようになって、まだ半年で、
世相が様変わりした感がする。 図書館で『月刊「新潮45」12号』
ー悪夢の21世紀ーの特集を借りてきた。 その冒頭の佐伯啓思のレポートが、
このニヒリズム的世相の背景を書いてあるが、なかなか秀逸。 
 〜簡潔に纏めたのをネットで見つたのを、数回分け掲載予定。                    
● 特集: 悪夢の21世紀   『月刊「新潮45」1214.12』
   「ニヒリズムに落ち込む世界:京都大学教授佐伯啓思
1、20世紀は二つの大戦と米ソ冷戦によって特徴づけられた「戦争の世紀」。
2、21世紀はもはや大規模戦争は起こり得ないといわれたが、安定した
  世界秩序どころか、今日、世界は益々不安定化している。
  局地戦や地域紛争はいくらでも生じている。
(1) ・21世紀に入た直後、9.1 1テロ。イスラム過激派と米国の対立は深刻化。
・エジプト、リビアなどの独裁政権の崩壊と民主化運動(アラブの春)が生じたが、
 予想通り失敗に終わり、混迷の中から「イスラム国」なる極端なイスラム国家
 の建設運動が発生した。
・イスラム国建設に失敗しても、このグループは「中心をもたないテロ組織」と
 なり、各地でテロを起こすだろう。米国はこれに対抗する有効手立を持たない。
(2) 2008年のリーマンショック:ドルを多量に刷りまくり、金融市場や不動産
 に金を回し、バブルを引起こして景気を牽引する「金融資本主義」の崩壊。
(3) 2010年のギリシャ財政危機。E U全体の不安定化。
 EUはもともと矛盾を内包:通貨統合で経済は統合したが、政治は統合せず。
 →財政・政策の意思決定は各国バラバラ。→ EU全体が繁栄していればよいが、
 ひとたび綻びが生じると、調子の悪い国の政治は不安定化、それがEU全体に
 及ぶ。ギリシャに続き、ポルトガル、スペイン、イタリアは財政危機となり、
 フランスでもEU批判派の勢力急伸。EUはいつ崩壊してもおかしくない状態。
(4) 急成長して、急激に大国化・強国化した中国の動向。ロシアの動向。
 この両国がこれほど大国化するとは、21世紀に入るまでは予測出来なかった。
 特に中国の海外進出は顕著で、国際法もなにも平気で蹂躙する傍若無人ぶり。
 東・南シナ海のみならず、中東、アフリカへも進出。しかも、国内では
 格差問題、少数民族問題、一人っ子政策の帰結のいびつな人口構成を抱える。
▼ イスラム国は、今回の一連で、日本という都合のよい標的をみつけた。
 寝ぼけ眼の、??面した首相が、人道支援で、百億円の資金提供を声明。
それなら、自分たちにも、さもなくば、首を切るか、日本国内でテロを起こす!
と・・ プロバガンダに丁度よい材料で、日本ならリスクは少ない。
この戦い、エンドレスで続くことになるが、これも情報化が根本にある。
・・・・・・
4715,閑話小題 ー時どき、10年前から現在を振り返えり
2014年02月10日(月)

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