ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5720,嫌われる勇気~人は変われる
『何で本を読まないの? 一歩、外に出ないの? 今を遊ばないの?
 果てしない世界の深さと広さを知ろうとしないの? それも今!』
『何で、愚痴ばかり言っている内向きな老人のマイナスから学ばないの?』
 
せっかく与えられた地球上で、何もしないで、何も知らないで、卑近な
物事に拘り、気付いた時には先がないのが人生。あくまで比較の問題だが。

・・・・・・
5355,島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜 ーE
2015年11月12日(木)
  * 人生は人性なのだ
 あまりにエゲツナイ内容で、取り上げようか迷ったが、今さらと取上げた。
 大僧正、シバレン、坪内寿夫、梶山と当時の主だったフルメンバーのクセ
 の強い人たちとの交友が出来た島地は、幸せだ。
≪・シマジ: ミツハシはまだまだ甘い。女性は男性と違って、何歳になっても
 セックスが可能だから性の問題は奥深いんだよ。これはずっと昔の話だが、
 八十三歳の松山の老芸者が、来島どっくの坪内寿夫さんに「私はもう二十年
 以上、男さんに抱かれていません。もう長くない命ですから、死ぬまでにもう
 一度抱かれたい。私を抱いてくれる男性を紹介してくれませんか」と懇願した。
 そこで坪内さんは今東光大僧正とシバレン先生に相談した。さすがの大僧正も
「おい、坪内、俺より年上か……。二人して死んじまうぞ」と丁重に断られた。
 シバレン先生も「そりゃ無理だ」となって、二人が顔を見合わせて
「梶山だな」と意見が一致した。そこで梶山さんが呼ばれたわけだ。
・ミツハシ:『赤いダイヤ』や『黒の試走車』を書いた当時の大流行作家の
 梶山季之さんですか?
・シマジ: そう。梶山さんの女好きは規格外の怪物だったからね。
それで、老芸者を坪内さんが経営する奥道後の温泉に入れて、十分に体を
ほぐさせ、梶山さんがお相手を務めたというわけだ。翌朝、大僧正とシバレン
先生が「おい、カジ、昨晩はどうだったんや?」と訊いたら、梶山さんは興奮
気味にこういった。「いやあ、女というのは恐ろしいですね。八十三歳でも
大洪水になって、雄たけびもすごかったです」
・シマジ:ミツハシはまだまだ甘い。女性は男性と違って、何歳になっても
 セックスが可能だから性の問題は奥深いんだよ。≫
▼ こういう毒にも薬にもならない話題は、刺激の少ないボンヤリ生活に
 とって一番。男は、その点、無理なものは無理。
〜達磨さん、ちょいとこっち向け、世の中は、月雪花に酒に女だ」 禅言葉〜
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4990,暴走する世間 −6
2014年11月12日(水)
     {暴走する「世間」―世間のオキテを解析する}佐藤 直樹(著)
  * 家族の解体の原因とは
< 日本の「家族」は、世間様の「贈与・互酬の関係」の共同幻想に侵食
 されていて、元もと解体されていた> という論旨は、身近を見れば納得
できる。特に世間に生きる女性の場合、連添いで人生が大きく変るため、
「贈与・互酬の関係」にシビアになり、相手も商品と同じ?ように選定する。  
  ーその辺りからー
≪ 高度消費社会がもたらした「過剰商品化」によって、なぜもかくも、
 やすやすと家族が解体されたのか、それは一部例外を別として、日本には
市場原理に対抗できる近代家族、愛情原理が存在しなかったためである。
この家族の解体に大きな役割を果たしたのが「世間」であった。
その本質は共同幻想だが、ある場合には社会を意味し、ある場合には、
親族や家族を含むという、極めて曖昧な共同幻想である。 世間体が悪い、
という世間とは、「公」であるが、日本では家族もまた「公」と考えられる
ので、ヘーゲルのいう愛情原理で構成される家族と、市場原理で構成される
対立は存在してない。家族は「世間」という共同幻想に侵食されていて、
高度資本主義=高度消費社会によって「解体」されるまでなく、あらかじめ
「世間」によって、解体されていたのである。 ・・(略) 
 日本の夫婦には愛情がないためなのか?たしかに男女の恋愛はない。

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11月12日(土)
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