ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5687,平面思考と球面思考
とすると、もう残された時間も直ぐにくる。数ヶ月後に70歳になるが、
父は、この年にガンが見つかり、一年後に亡くなった。 死についての
知識が皆無だったこともあり、死の恐怖に悶絶をしていた。誰もが、
直面する恐怖。その凍りついた空気は、そのまま周囲に伝わってきた。
老いと死の問題は、人類の永遠のテーマ。 70歳を過ぎると、背後からの
漠然とした不安から、前側に移動し迫ってくるという。ここにきて、長生き
をしたいとか、後悔の念が少いのは意外。好きなように生きたためだろう。
いざ直面すると、違うのだろう。 5年は何とか?だが、10年は?
その時、『死ぬのは死ぬ。助かるは助かる。ガタガタするな!
それにしても面白かった!』が、内語になるのか?
その時には、こんな事が書けないだろうから、今にうちに書いている。
・・・・・・
脳がよろこぶ話 ー4
2014年10月10日(金)
対談ー夏樹静子『脳がよろこぶ話』茂木健一郎ー5人との対談
* 脳という最大のミステリーを、文学と科学で読み解く
私も腰痛持ちで、その苦痛は、言葉では表現できない程辛い。
付き合いだして丁度50年になる。最後に一番辛かったのが、5年前のこと。
その時から本気になって幾つかの対策をしたのが功を奏して、今では、軽い
腰痛は年中続いているが、重いものは、あれ以来ない。更に、二年半前からの
週二回のヨガが、良いみたいである。しかし、少しでも身体を冷やすと、
直ぐにでも痛みが増してくる。
≪ 夏樹:脳より腰がミステリ!。(笑)
茂木:一時はイスにも座れなかったぐらいだったという。
夏樹: もう、イスが怖くて怖くて。イスに座れないというところから始まった
んです。ある朝、いつものとおり家族が出ていって、書斎に入って、さて仕事
をしようと思ってイスに座ったら、どうしても嫌だといわんばかりに。腰が
上体を支えるのが嫌だと言い出した。そういう感じで、座っていられなくて。
茂木:腰の反乱ですね。
夏樹:それから三年間というもの、ドクターショヅピングっていう言葉は
好きじゃないけど、いろんなところであらゆることを試したんです。
でも、注射も、薬も、東洋医学も、何ひとつ効かず、それどころか原因さえ
わからないもので、あきらめて、絶望的になって、家で寝ていたわけです。
イスに掛けられないし、立ってもいられない。一日中、ううっいたいといって
動けないような激痛も頻発して、異様な倦怠感もあって、鉄の甲羅を背負わ
されたみたいに、部屋を横切るのにも這って行くっていうぐらいでした。
もう万策尽きたと思っていたところに、主人の友人から紹介された心療内科
の先生がいらして、最初に先生が、私の話を二時間、聞き取ったんです。
茂木: おつらかったでしょう。
夏樹:先生がおっしゃるには、全部心因性なんだ、心が原因なんだと。
私は全然信用しなかった。張り切って仕事してきて、ストレスも何も感じて
なかったから、そんなはずはないって言ったんだけど、「あなたの潜在意識
は疲れ切って、休もうよ、休もうよと言っています」って。愚かな私が意識と
潜在意識の乖離に気が付かないから、とうとう潜在意識がこのままでは死んで
しまう。生体としてやっていけなくなるから、幻の病気をつくり出して、
そこに逃げ込んだ「疾病逃避」というんです。しかも、これだけ拗らせて
しまったら、ちょっとやそっとじゃ治りませんよ、もう小説書き辞めて、
一主婦として生きなさいと。私はもう、そのころになると、痛みとの戦いに
精も根も尽き果てたという感じで、「わかりました、もう断筆しまう」
と言ったら、じわじわと、本当に日一日と、二週間の絶食療法の三年間の
地獄の苦痛が、約三週間でまったく消えた。ずいぶん早く潜在意識が
折り合ぞくれたもんだと驚いたりもしたもんです。 ≫
▼ 座る姿勢と、精神的圧迫が、腰に集中していたことになる。
何か、事業から引退したと同時に、様々な神経症から、解放されたが、
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10月10日(月)
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