ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383108hit]
■5548,閑話小題 〜都知事の変節
いずれも、八○年代のプラザ合意や日米構造協議以来、アメリカの伝統的な
経済戦術」。考えてみれば、ドルと金の交換停止(ニクソン・ショック)は、
「史上最大のアメリカによる債務不履行宣言」といってよい。
その後、世界の通貨制度は、「ドル"準金本位制からドル基軸.変動相場制
に移行した」が、それは、金の裏付けを失ったドルを、「超大国アメリカの
軍事力と消費市場の巨大さを背景に流通させる」というシステム。それに
よって「アメリカは一種の中央銀行としてドルの発行で特権的な利益を享受し、
貿易赤字を気にする必要がなくなったばかりか世界経済を通貨と金融の面で
自由に操作」できるようになった。その後のアメリカは、実体経済の弱さを
「自国に残された唯一最強の商品であるドルを駆使して打開しようとする国」
になってしまった。その結果招かれたものは、「世界経済の金融化」と、金融
資本を国家の壁を越えてスムースに動かすことを可能にする「グローバリ
ゼーション」。その果てに出てきたTPPの推進は、「吸血鬼よろしく、アメリカ
ができる限り世界の富を吸上げて瀕死のドルに輸血するための策」と見てよい≫
▼ 欧州経済共同体(EEC)をなぞった「太平洋経済共同構想」の通貨統一を
除いた経済圏なら、日本の農林業や、金融業は、更にアメリカ支配が強まる。
特に、日本の金融資産は骨の髄まで毟り取られることになる。
韓国の現状が近未来の日本である。国民の7割が国外移住希望という国に!
・・・・・・
4818,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー1
2014年05月24日(土)
自分史的物語など、都合の要素だけを切り取り、繋げあわせた絵柄。
私の場合、こういう結果だからこそ、歩んできた道筋の要所要所の現象、決断
などの語り直しの絵柄も面白くなる? 実感としては、「この結果こそベスト?」
と、「そう都合良く思うしかない詭弁?」という気持ちを含め、断片的に語って
きた物語の「語り直し」になる。 傍から見れば珍妙な己の姿を、この結果
なればこそ、自覚できる。隠れテーマは「この喜劇の創りかた」あたり。
ここで書く内容は、今まで書いてきた断片的な事象、内的体験の再編になるが、
視点が変わると新たな記憶が蘇ってくる。そのため殆ど書いてないことに
気づいてきた。語り直しは、あまり気持ちの良くないが、書き続けるうちに、
新しい視点が多く出てきている。自分とは、それぞれの記憶の総合体だが、
その記憶そのものを変える作業は、極度の神経の集中が必要になる。
< 「事業人生を決心して45年」の語り直し >
* 学生時代編 ー前編
① 事業創業の人生を目指そうと決心し、準備15年、創業から30年の独り
語りを始める。漠然と自分の将来は、流通業と漠然と考えていた20歳の時、
「キリスト教倫理」の夏休みに、『これからの人生設計』のテーマのレポートが
宿題に出された。そこで、それまで真剣に考えたことがなかった自分の将来に
ついて考えてみた。 その内容といえば、『 父親のような創業を幾つか挑戦
してみたい、過酷としても、事業創業の人生を生きたい! 』と。
その時から、人生が変わっていった。そこで当時の授業カリキュラムの内容を
改めて見直すと、前半二年の教養課程が、人生の土台になる学問。後半二年が、
そこから選択できる専門課程が整然と組込まれており、これから生きていくため
のカリキュラムが合理的に組まれていたことを知る。 哲学者エリクソンは、
学生時代や、病気療養の期間を、「心理・社会的な猶予期間」とし、より自分
らしい人生を選ぶために必要な時間として前向きにとらえている。
人生を振り返ってみて、大学の4年間や、その後の放浪が、自分の生きる
目標を明確にするため必要であったことは、体験上、充分に理解出来る。
そのレポート作成で、漫然と生きてきた自分に気づくことになる。
その時、真剣の考えた分、ノンビリしている同期生より、二年早く将来設計
に気づいたことになる。卒業半年前になって、慌てている人が過半数?はいた。
[5]続きを読む
05月24日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る