ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5455, 閑話小題 〜あれから、あと少しで5年
のないことであれ、殺人という加害者によることであれ、かけがえのない「生」
を損なわれた時、人は深く傷つき、苦しむ。静人は旅をしながら、「生」を
奪い奪われる人たちと出会っていく。母を見殺しにした父を憎む男。愛という
執着に囚われて夫を殺した女。末期癌療養に病院でなく自宅を選ぶ母親…。
静人自身も、大好きだった者の死を忘れるという行為に自らを責め続けていた。
「誰に愛され、愛したか、どんなことをして人に感謝されていたか」
死者に対してこの3つを見つめ、記憶することで、逃れることのできない
「死」を、「愛」によって永遠の「生」に変える。これが、人のできる最善
なのではないか。静人の〈悼む〉行為はそう語りかけてくるようだ。
その「愛」の記憶は、見た人の数だけ無数にある。静人が黙々と死者を訪ね、
その愛の記憶をひもとき、呪文のように言葉にし、祈る姿を見ながら、観客は
個々の「愛の記憶」を呼び起こしていく。そして、自分は誰を、どんなふうに
愛し、誰かに、どんなふうに愛されたであろうか。また、これから誰を愛して
いくだろうか。そんな思いにも繋がっていく。≫   ー評価〜90点
▼ この映画を観ながら、そして、夜半、誰から愛され、愛し、感謝されたか、
 を考えさせられた。最近、思い出てくる記憶は、純粋な気持ちで、感謝された
シーンと、言葉である。その時は、何とも感じなかったことが、数十年の時を
超えて、フッと蘇ってくる。「ダカメ女の正体」の真逆の愛と感謝の照射!
・・・・・・
4726,シェールガス革命 ー3
2014年02月21日(金)
  * シェールガス革命の拡大で日本経済も大復活?
「石油危機で原油150ドルに!」という見出しを、あまり耳にしなくなったのは、
世界的不況に加えて、次のエネルギー源のシェールガス開発が進んでいるため、
その技術を日本が大きく担っていることは、あまり知られてない。 
  ーまずは、その辺りからー
《 米国では、急速にシェールガス社会へとシフトが進み投資ブームになって
 いるが、それを技術的な面で支ているのが日本。もっと言えば、日本の技術力
がなければ、アメリカのシェールガス社会へシフトは実現できないと言ってもよい。
大阪ガスはアメリカのテキサス州で開発権益を取得。現時点で、シェールガスの
本格的採掘は米国やカナダに限られているが、今後、急速に世界的規模で拡大
していくことになれば、日本がもつ圧倒的な技術力が世界市場で席巻することに
なるのは確実。さらには、シェールガス革命のメリットは、製造業の世界だけで
なく、日本の社会全体が享受できるようになる。石油よりはるかに安いシェール
ガスが手に入って、シェールガスを燃料とする火力発電が増えれば、電力の
供給価格は下がる。そうなれば、アメリカと同じように、日本の製造業の競争力
が高まるとともに、工場の国内回帰にもつながる。その結果、雇用も増え、
経済成長にも貢献することになるだろう。》
▼ アメリカ経済の復活は、日本にとっても大きなプラス要素だが、アメリカ
 への属国化が、更に強くなる。タイミングが良かったのか悪かったのか、
東北大震災で原発安全神話が根こそぎ壊れてしまった。同じ危険なら、まだ
危険度の低い自然化石エネルギーへの選択に流れに変わろうとしている。
ということは、地球温暖化と、自然破壊がますます進むことになる。
人間は、自ら作りあげた文明で、自らを破壊する運命にある。最近、パキスタン
のフンザの住民の写真を何枚か見たが、何とも純粋で綺麗な目をしているが、
それに比べ日本も含めた先進国の人たちの人相の悪いこと!
「シェールガス革命の拡大で日本と世界経済も大復活」というより、
それが人類の未来にとって、最悪の結果になるのでは?
・・・・・・
4359, 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 ー3
2013年02月21日(木)    「残酷な世界で生き延びる・・」橘玲著    
 * 貨幣空間は、友達のいない世界    
 40年以上も事業の世界にいたため、貨幣世界にドップリと浸かっていた。

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02月21日(日)
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