ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5387,閑話小題 〜夢の中で発明
パソコンで記事のギャザリングができるし、必要な情報もピンポイントで手に
入れられる。また「今週の新しい知識はこれ」とパソコンが教えてくれる。
これで真の学問はできるか、疑問がある。立花隆は紙の本の方が汚しながら
読めるから、使い勝手がいいと言う。電子本も電子的に汚しながら読めるように
直ぐなるだろうが、汚し方がデジと紙では決定的に違います。紙では消したり、
戻したりなどして,思考の過程が再現できるし、その過程で本を自分化できる。
デジ本では中々こうはいかない。ヨーロッパ中世の頃、ヴィクトル・ユゴーは
印刷されたばかりの本を手にし、ついでノートルダム大聖堂を指さし、コレが
アレを殺すだろう、とつぶやいた(25頁)。キリスト教支配の中世はグーテン
ベルグで確かに終わった。同様にデジタル書籍は印刷本を殺すのだろうか。≫
▼ 二人の対話では、紙とデジタルが、併用していくと述べている。
私自身、朝日新聞をデジタルとアナログ(紙面)を両用している。要はコスト。
・・・・・・
4655, 閑話小題 ーゴミ箱周辺で蠢く人々
2013年12月14日(土)
   * ゴミ箱のネズミとカラス
 言い得て妙の例え話に、「銀行をゴミ箱、行員をネズミ、借主をカラス」
がある。とすると、さしずめ金がゴミか。私の知人に、地元銀行から持込まれる
飲食ビルを中心に不動産を融資付き? で買いまくっている男がいる。
B/Sの左右を脹らましているだけだが、本人も、周辺は、それが分からない?
「不動産を半値八掛にして、借入を差引いて何ぼ、で計算すれば、マイナスか、
せいぜい数億?だが、数百億の資産家気分。自他ともに資産と借入が膨らんだ
現象しか見えなくなるのがバブル。20年数年前のバブル期の自分に重なり、
脂汗が出る。長期投資の恐ろしさが分からない。当人、色?いろ、行き詰まって
いるというから、「哲学書を読んだら!」と勧め、本人も入門書を買ったよう
だが・・「現時点での飲食ビルの買いは、大津波を前にした海岸近くの料亭での
大臣遊び」と、まさか面前では言えない。ミニバブルはカラスとネズミが太る
というが。現在は大津波の一波の引きの中、恐慌も、この程度と、水に浸かった
物件を買いに入り、B/Sの左右を膨らませている姿が見えてない。
アベノミクスの首相と副首相は歴史に残るトンデモ人物。今や国会も、こういう
人達の貴族院に化している。現時点は世界恐慌が本格的うねりの現象が出始めた
1932年辺りに酷似。本格的恐慌、これから本番。そして第二次世界大戦に入った。
その時節に「東京オリンピック」の誘致をし、問題から目を背け興奮している
現実に、批判の声が聞こえてこない。2020年のオリンピックの立候補、最悪の
経済状態のグループの日本、スペイン、トルコが、最後まで選考に残ったのは、
先進国?が最悪の事態を予測し、尻込みしているため。で、ネズミとカラスが
ゴミさらい。私も最近まで、そのカラス!・・ 戯言かどうかの判断基準は、
「世界恐慌が既に起こっている」と見るかみないか。
・・・・・・
4290, 学ぶということ −4
2012年12月14日(金)  「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著
  * 自殺は平和の時代に上昇するというが・・
 まず人生で学ばなければならないのは死である。自殺を欧米では昔から
禁じている。これは、奴隷の自殺を阻止するためにつくられた価値観。奴隷の
最後の自由は「苦しい生」からの逃避である。自殺は基本的に容認するか、
しないかは哲学的にみても非常に難しい問題。平和の時代に自殺率が
上昇するから脆弱病と切ってすてることはできない。
  ー まずは、その辺から・・
≪ 自殺は過去100年間の統計で見ると、一番高い年がなんと1958年なんですよ。
その年は{ゴールデンイヤー・オブ・ジャパン」なんですけれど、その年が一番
高いのです。自殺率に関しては、世界中のすべての国に該当する法則があります。
それは、戦争しているときには下がるということです。人間というのは、人を
殺すことに忙しいときは自分は殺さない。だから、戦争中はどの国も自殺率が

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12月14日(月)
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