ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5238,窃盗専門の「泥棒刑事」 −④
やはり力量があることは確か。これに白鵬、朝青龍レベルの新人、二人
(照の富士、逸ノ城)が加わってきて、他の若手にも火がついてきた。
しかし、遠藤以外に日本人の有望力士が見あたらないのが気にかかる。
ところで、三役昇進のタイミングに遠藤の四股名が『清水川』に決まったと
数ヶ月前の朝日新聞にあった。清水川は1938年に追手風部屋を創設した、
追手風の生みの親であり、元大関の名前。遠藤をはじめ、勝っても、負けても
面白い相撲をとる力士が、このところ、多く見かけるようになった。
数年前の大相撲存亡の危機の取組みの成果が、一挙に出てきたということ。
・・・・・・
4506, どうせ死ぬなら「がん」がいい ー1
2013年07月18日(木)
『どうせ死ぬなら「がん」がいい』近藤 誠 (著), 中村 仁一 (著)
『大往生したけりゃ医療とかかわるな』の中村仁一と、
『がん放置療法のすすめ』の近藤誠が「がん」と「死」を語った内容。
二人は20年以上前から、「がんは手出しをしなければ、痛まず穏やかに死んで
いける。治療せず放っておいた方が生存期間も長い、医者の常識に騙されるな」
と説いてきた。 まずは、ーアマゾンの内容紹介ーより
≪がん、医療の常識を覆す異色の医師対談。がんは放っておくと増殖・転移
し、痛みにのたうち回って死に至る…という悲惨なイメージは、医療界のでっち
あげだった。20年来、「『がん死』のお迎えは最高。ただし、治療しなければ」
(中村)、「がんの9割に抗がん剤は効かない。患者よ、がんと闘うな」(近藤)と
言い続け、実際に多くの「がん放置患者」の穏やかな臨終を見届けてきた2人が、
がんという病、医療の実態、そして人間の死について語り尽くす。≫
ー 印象に残った箇所を幾つか、書き出してみた。これ知っているか知らないかで
大きく違ってくるー
* 抗がん剤の有効判定が(⇒がんのしこりが一定程度小さくなるだけで)
延命効果は実証されていないこと、逆に抗がん剤で 大きなダメージを受ける
のは正常細胞、不必要な手術と抗がん剤の副作用が苦しみ悲惨な最期を迎える
要因でしかない日本人に多い固形がんは抗がん剤は効果なしなら、やめるべき。
* 50歳を過ぎた男性の2人に1人は、死後解剖すれば前立腺がんが見つかる。
これは放っておいても大きくならない潜在がんで、何の害も及ぼさない。
また、甲状腺がんも、精密に検査できるなら、日本人の3人に1人はかかっている。
しかし、実際に甲状腺がんで亡くなるのは、全ての死亡者の中のわずか0.1%。
つまり、1000人に1人のみである。* 現在の医学技術で「早期がん」として
発見できるのは、直径1センチ前後の大きさである。この程度の大きさは、
がんの一生の中では30回くらい細胞分裂を繰り返した後の晩期の段階である。
* 最近の研究では、「がんは大きくなってから転移する」というのは間違い
であることが明らかになってきて、「がん細胞はできるとすぐに転移する能力
がある」の方が正しい。
* 著者の経験によれば、逸見政孝さんのようなスキルス性胃がんの場合、
胃の全摘出手術を受けずに放置した患者で1年以内に死亡した例は皆無で、
ほとんどの人は3年以上生きていた。
* 世間でがんと診断される病気の中には、本物のがんと、がんもどきがある。
がんもどきは治るが、本物のがんは発見された時すでに他に転移を繰り返して
いるので治らない。がんもどきは放置しておいても命に関わりがないので、
手術をしてもしなくても 同じ。本物のがんは手術してもすぐ再発するし、
手術で体力が落ちることからかえって死期を早める。本物のがんを放置した
患者の多くは末期になってもほとんど痛まない。患者の多くは最後まで意識を
持ちながら、苦しむことなく枯れ死んでいく。がん治療しようとすると、治療
による痛みに苦しめられ、通常の人間らしい暮らしを根こそぎ奪われてしまう。
というわけで、がんは治療せずに放置するに限る……。
*「予防医学は患者を呼ぼう医学」「大学病院は、いい実験を受けられる病院」
など・・・
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07月18日(土)
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