ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5062,貧・病・争と宗教 ー楽しく生きる一日一話 〜②
に至るための道筋がこの本にある。いま、がんで苦しむ本人はもとより、その家族
ばかりではなく、現在、健康な人へも「なぜ生きる」「死をどう迎える」という
命題をつきつける。
●人生いばらの道、にもかかわらず宴会●八方ふさがりでも天は開いている
●命より大切なものはないと思っている人ほど、悩みは深い
●死ぬという大事な仕事が残っている ●がん細胞は人間社会と同じ
●勇ましく高尚なる生涯〜死んだあとに何を残すか
●がんになっても天寿は全うできる●愛しているなら、心配するな
●「する」ことより「いる」ことがやさしさ●暇げな風貌と偉大なるお節介・・》 
 ▼ まずプロローグをまとめてみる。《「がん哲学外来」の言葉は著者が、
 初めてつくった造語。 2008年に3ヶ月にわたり、5回、特別外来を開いた。
宣伝をしたわけでないので不安だったが、何と80組の予約。 
予測を遥かに超えてしまった。患者は、不安を少しでも解消したいと思っていた。
これだけでなく、この「がん哲学」の動きは全国的に広がり、講演やシンポジウム
に呼ばれるという。2001年の学術雑誌に『がん哲学への道』というテーマで寄稿。
末期がん患者の悩みに医師や最新医療が何も答えることが出来ない。
がん医療は、患者の「心」を支える部分で不十分。著者が患者に語りかけた内容は、
それまでの患者から教わったこと。》次回から、章ごとにおって、テーマにする。
・・・・・
4330, 弧族の人たち
2013年01月23日(水)
  「孤族の国 ーひとりがつながる時代へ」朝日新聞「孤族の国」取材班 (著)
 NHKスペシャルが取り扱った「無縁社会」の朝日新聞版というところ。 
全国53の事例でつづった渾身のルポ。太平洋戦争以降、若い人口を都市に流入
させた結果、やせ衰えた地方。帰る田舎を失い都会で独り生活している孤独の人。
繋がることで弧族とはいうが、繋がれないで孤立をしている個々の人たちが大部分。
65歳以上のみの高齢者世帯数が962万世帯と過去最高を記録 し、全世帯に占める
割合が初めて2割台となった。90年代後半の信用不安で倒産・失業が増えた時に
自殺率が急増したことも、これと関係している。かつて都会に出てきたが、
定年や失業で職を失った中高年には行先の縁がない。
  ー内容紹介(amazon)ー
急増する「単身世帯」。いま、恐るべき勢いで社会のかたちが変わっている。
高齢になったら、病気になったら、職を失ったら―その先には孤立という罠が
待ち受けている。駐車場に止められた車の後部座席で発見された55歳の男性、
39歳の餓死、中国で婚活・結婚したものの破綻し蓄えを失った男性、震災後に
離散した集落、独身無職女性の苦悩など多数の事例から変容する家族と社会の
あり方を追ったルポ。 団塊世代の高齢化、単身者の急増、相次ぐ孤立死 …
他人とつながることで、とえ少数だとしても納得できる人生の「力」になる。
朝日新聞連載のヒューマンストーリー。 
 ーここで53のケースが紹介されているが、生々しい。
【(CASE1) 神奈川県逗子市。公園の一角にある駐車場に止められた
軽自動車の後部座席から遺体で発見された佐藤正彦さん、享年55。 
DNA型鑑定で身元は特定できたものの、遺体の引き取り手がなく市が火葬、
遺骨を保管。司法解剖の結果は病死。4人きょうだいの末っ子だった佐藤さん
は、なぜ「行旅死亡人」として生涯を閉じたか。取材班がその足取りを追い、
浮かび上がってきた生前の姿。】等々ある。
▼ 独居老人や孤独死は、憐れむ存在だろうか。死ぬ時は誰も独り。
 高齢者の自殺率 で、最も多いのが3世代同居、いちばん低いのが独り暮らし
という。独りの寂しさやつらさより、家族関係の中の寂しさの方が辛いのだろう。
ある幼馴染が倒産をした。そして離婚、アパートの独り暮らし。寂しさを
紛らわせる痛飲、そしてアル中のパターン。最後は県外にいる娘の近くの
アパートに引っ越していった。が、他人事ではない。弧族は、核家族化と高齢化
社会の中で、大方が待っている現実。 高齢化社会の大きな問題である。 

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01月23日(金)
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