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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
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■「不潔な入れ歯」肺炎の発症リスクは3.5倍ー1
日刊ゲンダイによると・・・
健康な歯は、親知らずを除くと全部で28本。
それが年を重ねるにつれて虫歯や歯周病、ケガなどで少しずつ歯を失う人が増える。その治療のひとつが入れ歯(義歯)だが、誤った手入れの人が少なくなく、それで健康を害しているケースもあるという。
厚労省の「歯科疾患実態調査」(2016年)によると、1人当たりの平均的な歯の数は、55〜64歳が24.5本で、65〜74歳が20.8本。
硬さや大きさに制限なく食事をするには20本の歯が必要といわれる。
“食事の制限”が必要になるのが75歳以上で、15.7本と本来ある歯のほぼ半分に減る。
そんな抜けた歯を補うのが、ブリッジや入れ歯で、失う歯の本数が増えるにつれて、ブリッジ→部分入れ歯→総入れ歯に移行。何らかの義歯を使用している人は、55〜64歳で6割近い。
75歳以上では8割を超える。
中高年にとって、義歯は人生の相棒というべき存在だ。
そんな義歯のうち、入れ歯は取り外しができるのが特徴。
外したときに入れ歯を洗うことは、入れ歯をしていない人でも、テレビCMなどで何となく知っているはず。
入れ歯の利用者なら歯科医での指導も受けるから、そのケアの仕方を理解していそうだが、ダメだとは……。
入れ歯ケアの現状や影響、正しい方法などについて、日大松戸歯学部の河相安彦教授に聞いた。
「歯科医のうち10%は、入れ歯を使う患者さんに清掃の仕方を指導しておらず、特に入れ歯用の洗浄剤の指導が不足しているのです。 日本、米国、イタリアなどの5カ国で歯科医の清掃指導状況を調査したところ、正しい『義歯洗浄剤』を選択した回答は日米伊の先進国でさえ40%。 誤りである『せっけん』や『食器用洗剤』といった回答もあったほど。 清掃頻度については、正しい1日1回以上(毎日)の回答は60%程度で、『週1、2回』と『週3〜6回』がそれぞれ2割ほど。 誤った入れ歯の清掃方法が広がっているのです」
各国のガイドラインで推奨される入れ歯の清掃方法がバラバラで、利用者の清掃習慣が異なることも混乱の要因とみられる。
「トルコの報告で日本人に当てはまるとは限りませんが、入れ歯の清潔度調査で『大変良い』はわずか16%。 『不良』が3倍の48%でした」というから、利用者のほとんどが清掃不十分の可能性もある。
入れ歯の利用者について調べた「GSKコンシューマー・ヘルスケア実施調査」によると、「毎日、義歯洗浄剤を使う割合」は49%。
「使う必要がないと思う」(54%)、「面倒に感じる」(33%)などが、その理由だ。過半数が洗浄剤不使用だから、日本人の清掃事情も心配になる。
入れ歯の清掃が不十分だったり、間違っていたりすると、どうなるか。
その影響は口の中だけにとどまらず、全身に及ぶという。
「口腔への影響については、義歯性口内炎があります。利用者のうち3分の2が発症しているという報告もあるほどです。
入れ歯の清掃が不十分だと、その表面に細菌や真菌(カビ)などが付着。その層がバイオフィルムで、細菌などがさらに増殖してプラークになると、粘膜に炎症が生じます。
これが、義歯性口内炎で、臨床的にはその部分が赤くなったり、腫れたりします。
総入れ歯の場合、発症しやすいのは上顎の前歯の部分の粘膜です。
ひどいケースでは、上顎全体に広がります」
台所や浴室などの排水口は汚れると、細菌などが増殖してネバネバしてくる。
あれがバイオフィルムだ。
口の中には善玉菌も悪玉菌もいて、入れ歯の清掃がよくないと、悪玉菌が増える。
あのネバネバが口に生まれるとなると、ちょっとギョッとする。
そこにさらに細菌などが集まり、歯垢、歯石になる。
部分入れ歯では、その影響で健康な歯が虫歯になったり、歯周病を進行させたりと、残っている歯も失う悪循環だ。
そんな悪玉菌は全身にも悪さをするという。
「全身への影響として重要なのは、誤嚥性肺炎です。
誤嚥リスクのない人と比較して、誤嚥リスクがあって入れ歯をしている人は、肺炎発症リスクが3.5倍。
入れ歯をしていない人は、7.3倍という研究結果があります。
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09月12日(月)
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