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On the Production
by 井口健二
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■トランジット・イン・フラミンゴ、私の聖なるインド、月の犬、(3月30日更新)ザ・ブライド!
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
※スマートフォンの場合は、画面をしばらく押していると※
※「全て選択」の表示が出ますので、選択してください。※
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『トランジット・イン・フラミンゴ』
1997年生まれ、2022年の監督作品で東京学生映画祭、なら国
際映画祭などのグランプリを受賞している堀内友貴監督が、
なら国際映画祭での受賞で得た映画プロジェクトの権利にて
制作した2024年の作品。
訳ありでその地にいることになった女性が、ふと街角で小型
の冷蔵庫を背負った女性と遭遇し、通り掛りの男性も巻き込
んで真偽不明の目標のため田園地帯を彷徨する様子を描いた
ロードムーヴィ。
1人目の女性は男と暮らすべくやってきたものの男に置き去
りにされ、2人目の女性はその地の出身という親友が遺した
言葉を信じてフラミンゴを探している。そして男性はその土
地を離れられないまま今まで暮してきた。
そんな3人がそれぞれの現在地を探して田園地帯を彷徨って
行く。
出演は2024年1月紹介『ペナルティループ』などの山下リオ
と、2024年12月紹介『恋脳Experiment』などの祷キララ。そ
れに2018年7月29日付題名紹介『止められるか、俺たちを』
などの細川岳。
さらに三浦誠己、田中隆三らが脇を固める他、2023年12月紹
介『雨降って、ジ・エンド。』などの古川琴音が声の出演を
している。
映画の製作では河直美がエグゼクティブプロデューサーを
務めている他、奈良県とロケ地の宇陀市が製作を助成。また
劇中の音楽をシンガーソングライターの工藤祐次郎が手掛け
ている。
本作の制作では奈良県での撮影という縛りはあったようで、
その点では2025年11月紹介『Good Luck』に似た感じにはな
っているかな。でもまあ観光映画に振らかったのは監督の考
え方だろう。
そこにさらにいろいろな人間模様を描き込んできたのも監督
の思惑だろうが、そのエピソードの積み重ねをあっさり切り
捨ててしまうのも監督の持ち味と言えるのかもしれない。こ
のやり方はそれなりに面白くも感じられた。
それと劇中にかなりファンタスティックな描写があるは、こ
れも監督の狙いなのかな。これを構えず入れてくるのも凄い
と思わせてくれたところだ。次はこのファンタスティックな
面でも勝負して欲しいとも思った。
公開は5月15日より、東京地区は新宿武蔵野館、墨田区菊川
の映画館Stranger他にて全国順次ロードショウとなる。
なおこの紹介文は、配給会社NAKACHIKA PICTURESの招待で試
写を観て投稿するものです。
『私の聖なるインド』“Land of My Dreams”
2019年12月にインドのナレンドラ・モディ政権が制定した市
民権改正法を巡ってニューデリー南部のシャヒーン・バーグ
で繰り広げられた 100日以上に及ぶ抗議活動の模様を描いた
ドキュメンタリー。
元々インドの宗教では、約80%のヒンドゥー教徒に対して、
およそ14%のイスラム教徒、2.3%のキリスト教徒、1.7%の
シク教徒、0.7%の仏教徒、0.4%のジャイナ教徒などが存在
していた。
そんな中で2014年に発足したモディ政権は、2019年5月に再
選されて第2次政権となるやヒンドゥー至上主義の色彩を強
め、同年12月に市民権改正法を成立させる。そこでは明らか
にイスラム教徒の排除が目的とされていた。
これに対してニューデリー郊外でイスラム教徒の学生が多く
通うジャミア・ミリア・イスラミック大学で改正法への反対
運動が始まるが直ちに警察が介入して鎮圧。そこではイスラ
ム教徒が狙い撃ちで検挙されていた。
そしてその動きに対してジャヒーン・バーグでは、生徒の母
親を含むイスラム教徒の女性たちによる座り込みが始まる。
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03月29日(日)
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