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On the Production
by 井口健二
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■ハウス・オブ・ダイナマイト、エディントンへようこそ、そこにきみはいて、星と月は天の穴
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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※「全て選択」の表示が出ますので、選択してください。※
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『ハウス・オブ・ダイナマイト』“A House of Dynamite”
2010年2月紹介『ハート・ロッカー』でアカデミー賞🄬監督
賞の栄冠に女性では初めて輝いたキャスリン・ビグロー監督
が、2018年1月14日付題名紹介『デトロイト』以来8年ぶり
に発表した最新作。
なおこの作品は9月2日にヴェネチア国際映画祭でプレミア
上映され、10月24日よりNetflix にて全世界配信されるもの
だが、それに先駆けて一部の国での先行劇場公開が決定し、
それに伴って試写が行われた。
映画の巻頭では第2次大戦後の核開発から核軍縮、そこから
さらに核拡散の時代に入ったとの歴史の流れが紹介される。
そして突然、所属不明のミサイルがアメリカ本土に向けて発
射されたとの報告がもたらされる。
この事態にアメリカ政府は直ちにリアル及びリモートの国防
会議を招集、まずは迎撃ミサイルの発射が承認される。その
一方でレーダー観測による計測から着弾までの時間がおよそ
16分と予測され、さらにその着弾点が絞り込まれて行く。
こうした動きがリアルタイムで、さらに登場人物のそれぞれ
の立場ごとにオムニバスのように描かれて行く。しかもそこ
に様々な人間ドラマが織り込まれる。その巧みさは正に職人
技とも言える作品になっていた。
出演はイドリス・エルバ、レベッカ・ファーガソン。他にガ
ブリエル・バッソ、ジェイソン・クラーク、グレタ・リー。
そしてジャレッド・ハリス、トレイシー・レッツ、アンソニ
ー・ラモス、モーゼス・イングラム。
さらにアン・ティー、ブリタニー・オグレイディ、ベンガ・
アキナベ、ウィラ・フィッツジェラルド、レネイ・エリース
・ゴールズベリイ、カイル・アレン、ケイトリン・デバーら
が脇を固めている。
なお脚本は2017年5月紹介『ダイバージェント FINAL』など
のノア・オッペンハイム。巻頭からの見事な構成には緊迫感
が横溢しており、監督も素晴らしいがこの脚本にも拍手を贈
りたい作品だ。
また音楽を2025年2月紹介『教皇選挙』などのフォルカー・
ベルテルマンが担当して、特徴的な音楽が物語に見事な彩を
加えている。
ある種の終末戦争ものと言えると思うが、それを市井の描写
を極力避けて政府及び軍内部の動きだけで描き切るというの
はかなりの集中力を必要とする作業だと思う。それを脚本家
と監督が見事に成し遂げた作品だ。
しかもかなり複雑な動きを丁寧に判りやすく描き切ったとい
うのも特筆すべきところだろう。それにしても実際に事が起
きたら、事態はこんな風に推移していくのだということが手
に取るように理解できた。
そしてそれに伴う苦悩や責任なども見事に描かれており、こ
れは今を生きる全ての人が観て考えるべき作品だ。嬉しそう
に「核兵器が一番安上がり」などと言っている輩には是非と
も観て貰いたい。
公開は10月10日より全国ロードショウとなる。
なおこの紹介文は、配給会社イオンエンターテインメントの
招待で試写を観て投稿するものです。
またこの試写会は前週に行われましたが、情報解禁の関連で
今回紹介するものです。

『エディントンへようこそ』“Eddington”
2018年10月紹介のデビュー作『ヘレディタリー継承』以降、
新作が常に話題を呼ぶアリ・アスター監督が、2023年12月に
紹介『ボーはおそれている』のホアキン・フェニックスを再
び主演に招いて描いた新たな世界。
時代背景は2020年5月の後半。COVID-19禍で社会が混沌とす
る中で物語は進行する。そして舞台はニューメキシコ州の辺

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09月28日(日)
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