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On the Production
by 井口健二
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■トランスフォーマー/ビースト覚醒、まなみ100%、Jean Paul Gaultier: Freak and Chic(原題)、ウェルカム・トゥ・ダリ、復讐の記憶
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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※「全て選択」の表示が出ますので、選択してください。※
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『トランスフォーマー/ビースト覚醒』
“Transformers: Rise of the Beasts”
2007年にスタートした日本製玩具を基にした実写アクション
シリーズの第7作。なおこのページでは、2011年7月17日付
『ダークサイド・ムーン』と、2014年7月27日付『ロストエ
イジ』の2作を紹介しているが、本作はそれらの話より時が
遡ってのリブート版となっているものだ。
物語の背景は1994年。登場する人間のキャラクターはヒスパ
ニック系の若者とアフリカ系の若い女性。若者は元軍隊の通
信兵で電子工学に長けている。女性は博物館で考古学を学ぶ
インターンという設定。
そんな若者が金に困って高級車の強奪に手を出すが、盗もう
とした車は突然勝手に動き出し、パトカーも振り切って辿り
着いた倉庫には、ロボットに変形する大型トラックやバイク
などが集っていた。
一方、女性が通う博物館に謎めいた石像が搬入され、調査し
た女性は像の出自に係る刻印を見つけるが、その手柄は上司
に奪われてしまう。それでもめげずに調査を続けた女性は、
偶然にも像の封印を解いてしまう。
ところがそれは惑星を貪り食うという宇宙最恐の敵に地球の
存在を知らせることになり、それに反応したトランスフォー
マーたちは新たに登場するビーストと共に像の謎を追いつつ
地球を守る闘いを繰り広げることになる。
出演は、グラミー賞受賞者で2018年10月21日付題名紹介『ア
リー/スター誕生』などにも出演のアンソニー・ラモスと、
オスカー作品賞候補になった『ユダ&ブラック・メシア』な
どに出演する女優で詩人、作家としても注目されているドミ
ニク・フィッシュバック。
他にルナ・ローレンス・ヴェレス、ディーン・スコット・バ
スケルらが脇を固め、さらにライザ・コーシー、ミシェル・
ヨー、ピート・デヴィッドソン、ピーター・カレンらが声優
を務めている。
監督は2018年12月16日題名紹介『クリード炎の宿敵』などの
スティーヴン・ケイプル Jr.。脚本は2010年12月及び2013年
9月紹介『RED』シリーズなどのジョン・&エリック・ホ
ーバーと、6月紹介『ザ・フラッシュ』などを手掛けたジョ
ビー・ハロルド。
なお新登場のビーストは、トランスフォーマーの派生として
アメリカでは1996年〜97年に放送されたシリーズに基づくも
ので、ここから新たなフランチャイズが始まるようだ。
公開は8月4日より、3D上映をメインとしての全国ロード
ショウとなる。
『まなみ100%』
2018年に監督した作品がMOOSIC LABで特別賞を受賞したとい
う川北ゆめきの原案、監督で、2012年4月紹介『苦役列車』
などのいまおかしんじが脚本を担当した青春ドラマ。
映画は一人称で語られる主人公が恋人の部屋からパンツ一丁
で追い出されるところから始まる。そしてちょうど彼を迎え
に来た旧友2人と何かのセレモニーに向かう車中から、10年
前の過去へと遡る。
そこは新入生だった高校の体育館で、3人は体操部の練習を
見詰めている。その視線の先には3年生の瀬尾先輩と同級生
まなみの女性2人の姿があった。そこから10年に亙る主人公
の恋愛の遍歴が描かれて行く。
それは決して主人公が不真面目という訳ではないが、ちょっ
と優柔不断なのかな…? 何とも言えないもどかしさも感じ
る中で、本当に好きな女性に真剣な思いを伝えられない哀し
い青春の物語だ。
出演は2019年6月9日付題名紹介『暁闇』などの青木柚と、
2020年『アルプススタンドのはしの方』などの中村守里、そ
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07月09日(日)
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