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On the Production
by 井口健二
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■ゴーストスクワッド(Sea Opening、香港製造、ANIMA、ペンタゴン・P、ボス・B、きみへの距離、ハッピーE、トレイン・M、グレート・A)
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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『ゴーストスクワッド』
2003年12月紹介『恋する幼虫』以降、昨年2月5日題名紹介
の『スレイブメン』及び『ブルーハーツが聴こえる』の一編
まで、いろいろ紹介してきた井口昇監督の最新作。
主人公は、恨みを残したままでは成仏できない幽霊が見える
少女。そんな主人公がふとしたことから3人の少女の幽霊に
取り憑かれる。そして自分らを殺した犯人を制裁することで
恨みを晴らし成仏する手伝いを頼まれる。
その頼みを心優しい主人公は聞くことにするのだが…。犯人
が改心しない時に、最後の手段として幽霊が人間に物理的な
影響を与えるためには、彼女が瀕死の状態になって、幽霊に
パワーを送る必要があった。
という設定に、地上の幽霊を管理する女性地縛霊の存在など
も加わって、3人の幽霊少女たちによる壮絶な復讐劇が展開
される。
出演は、監督がプロデュースするアイドルグループ「ノーメ
イクス」の神門実里、神門実里、上埜すみれ、柳杏奈。彼女
たちは監督の以前の作品などにも出ているようだ。他に中村
朝佳、中村瑠美衣。
さらに、2017年7月9日題名紹介『蠱毒(こどく)』などの
島津健太郎、2013年11月紹介『地球防衛未亡人』などのなべ
やかん、2017年10月29日題名紹介『HiGH&LOW THE MOVIE』な
どの阿部亮平らが脇を固めている。
同様の作品は1990年『ゴースト ニューヨークの幻』から、
1999年『シックス・センス』など数多あるが、特に1990年の
作品では、感動的な作品である反面、ゴーストが存在を示す
手段が少し微妙に感じられたものだ。
それに対して本作では、主人公が瀕死の状態になると物理的
な影響を与えられるという理論を明確にしたもので、これは
一つの方法論として認めることができる。ただまあそこから
後の展開はかなり支離滅裂にはなるが、こういう抑えのある
なしでは、観ている側の気分はかなり違ってくる。
監督の以前の作品では、サーヴィス精神を発揮しての勢いに
任せた展開の中で、設定が破綻してしまうことが多く。それ
が受けている面はあるのかもしれないが、僕には折角の設定
を自己破壊しているようで、勿体なく感じていた。
それが最近の作品では、支離滅裂な展開をそれなりに上手く
纏めてくれるようになってきており、本作でもその点は満足
した作品だ。まあ依然としてサーヴィス精神を発揮している
シーンもあるが。
なお個人的には地縛霊の存在は気に入っているもので、彼女
を中心にスピンオフなど、考えて欲しいと思ってもいるとこ
ろだ。
公開は3月3日より、東京はUPLINK渋谷他で全国順次
ロードショウとなる。

この週は他に
『Sea Opening シー・オープニング』
(2015年に佐々木希主演で『縁 The Bride of Izumo』とい
う作品を発表している堀内博志監督が、製作/脚本/撮影/編
集も兼ね、『テニスの王子様』の舞台ミュージカルなどを手
掛ける劇団「2.5次元舞台」の役者たちを出演者に迎えた作
品。主人公は新しい舞台の稽古に励む新人役者。ところが初
日が近づいた日に主演の役者が失踪して公演がキャンセルさ
れてしまう。そして街でその役者に出逢った主人公は、彼に
誘われるまま沖縄のリゾート地に向かうが…。不思議なムー
ドは漂うが、物語的にはちゃんと説明される。でも全体的に
は現実と虚構が入り混じったファンタスティックな作品だ。
出演は「2.5次元舞台」『刀剣乱舞』などの黒羽麻璃央と、
同じく『ダイヤのA』などの和田琢磨。男同士の友情と別れ
が切なく描かき込まれている。公開は2月10日より、東京は
シネマート新宿他で全国ロードショウ。)

『香港製造メイド・イン・ホンコン』“香港製造”

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02月04日(日)
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