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On the Production
by 井口健二
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■トモダチゲーム・劇場版、ライフ、ディストピア パンドラの少女、桃とキジ
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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『トモダチゲーム・劇場版』
山口ミコト原作、佐藤友生作画で、「別冊少年マガジン」に
2014年から連載中の漫画の映像化。
実は本作には劇場版に先行してテレビ放送されたドラマ版が
あって、今回は事前に28分×4話のドラマ版を観てから本編
の試写に臨んだ。まずはそのドラマ版の物語。
主人公は両親のいない貧乏な男子高校生。しかしクラスには
市会議員の息子や学級委員の女子、頭脳明晰な男子優等生に
オタクの女子などの仲間がいた。そんなクラスで集金された
修学旅行費が盗まれる。そして責任を負う学級委員の女子か
ら主人公に相談があるとの連絡が来る。
そこで指定された場所に主人公が向うと、そこには彼に呼び
出されたという他の仲間たちがおり、そこで何者かに襲われ
た主人公たちは、場所の判らない1室で目を覚ます。しかも
そこで彼らの借金を返済するためゲームに参加し、借金が0
になるまでゲームをクリアし続けろと強制される。
斯くして主人公たちはゲームに参加。その第1ゲームはコッ
クリさんに似たものだった。しかしそのゲームにはいろいろ
な仕掛けがあり、主人公たちは心理的な駆け引きに巻き込ま
れることになる。それでも何とかゲームをクリアするが…。
そんな物語が主人公の語りで綴られる。
出演は、2017年4月紹介『ラストコップ THE MOVIE』などの
吉沢亮、2014−15年『仮面ライダードライブ』などの内田理
央、2017年2月26日題名紹介『破裏拳ポリマー』などの山田
裕貴、2016年8月21日題名紹介『イタズラなKissハイスクー
ル編』などの大倉士門、アイドルグループ出身の根本凪。
脚本と監督は、作品歴に2011年『こっくりさん 劇場版』何
て題名もある永江二朗が担当した。
というドラマ版を受けた劇場版となる本作では、再び主人公
らが集められてゲームの続きが行われる。その第2ゲームは
スゴロクに似ているものだが、ここでも心理的な駆け引きが
展開されることになる。それは第1ゲームよりさらに複雑な
心理ゲームになって行くものだ。
因にドラマ版では、題材がコックリさんであるために映像的
にはさほどのものはなかったが、スゴロクが題材の本作では
VFXも使用されてかなりの映像が展開される。またゲーム
の背景もVFXを使って紹介され、それもそれなりの展開と
なっていた。
公開は6月3日より、東京はシネリーブル池袋他で全国順次
ロードショウとなる。
また『トモダチゲーム・劇場版2』も予告されている。
『ライフ』“Life”
2017年2月紹介『パッセンジャー』3月紹介『メッセージ』
に続くソニー・ピクチャーズ配給、本格SF作品の第3弾。
物語の舞台は衛星軌道上に浮かぶ国際宇宙ステーション。無
重量状態など、地上では行えない実験を行うために国際協力
で形成されたステーションに新たな任務が与えられる。それ
は火星から帰還した無人探査機の回収と分析だった。
それはまず無人機のキャッチから始まり、それに成功した乗
員は機が持ち帰った火星の土壌の分析を始める。そしてその
中に生物らしき細胞組織を発見。しかも最初は不活性だった
細胞に環境条件を変えることで活性化にも成功する。
しかしそれが恐怖の始まりだった。
出演は、2013年6月紹介『エンド・オブ・ウォッチ』などの
ジェイク・ギレンホール、2016年3月紹介『デッドプール』
などのライアン・レイノルズ、10月30日題名紹介『ガール・
オン・ザ・トレイン』などのレベッカ・ファーガソン。他に
日本から真田広之、イギリスからアリヨン・バカル、ロシア
からオルガ・ディホヴィチナヤらが脇を固めている。
監督は、2012年8月紹介『デンジャラス・ラン』などのダニ
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04月30日(日)
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