ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■ドラゴンボールZ 復活の「F」、新選組オブ・ザ・デッド/Zアイランド/遺言/ニート・オブ・ザ・デッド
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
2013年3月紹介『ドラゴンボールZ 神と神』に続く往年の
人気テレビアニメの劇場版。前作からかなり積極的にアニメ
化にタッチしている原作者の鳥山明が、本作では自ら脚本も
手掛けたものだ。
題名に掲げられた「F」とは、1990年代の『ドラゴンボール
Z』に登場した宇宙最凶の敵フリーザのこと。以前の『ドラ
ゴンボール』では、悟空が戦った相手は基本的にわだかまり
を捨てて友となるが、フリーザは別の末路を迎えていた。
そんなフリーザの復活が旧フリーザ軍の残党らによって画策
される。そして神龍の力を借りて遂に復活したフリーザは、
悟空たちへの復讐を誓い、1000人の超人兵士たちと共に地球
に襲い掛かるのだが…。
その頃、悟空とベジータは前作で戦った破壊神ビルスの許で
修行を続けていて不在。このためピッコロ、悟飯、クリリン
たちが苦戦を強いられる中、悟空とベジータが戻ってくる。
しかしフリーザはさらなる変身を遂げていた。
ということで、前作にも増した激烈な戦闘シーンがIMAXを含
む映画館の大スクリーンで繰り広げられる。まあ正直に言っ
てしまえばそれだけの作品なのだけれど、昔から見てきた者
にとっては懐かしさもあり、それで良いと思える作品だ。
声の出演は、野沢雅子、中尾隆聖、山寺宏一、森田成一、堀
川りょう。さらに佐藤正治、鶴ひろみ、田中真弓、古川登志
夫。また中川翔子も前作に続いて声優を務めている。監督は
前作で作画監督を担当した山室直儀。
日本のアニメはほとんど観ていないので、正直あまり語るこ
とはできないのだが、最近に試写で観た作品でも何と言うか
世界観が不明で、さっぱりストーリーが理解できなかったも
のもある。でもまあそれが受けているようなのだが。
その点で言うと本作の場合は、その世界観は原作とテレビシ
リーズでしっかりと構築されている訳で、それがこちらにも
判っているから、観ていて判り易いことはこの上ない。それ
が多少無茶苦茶でも了解できてしまうところだ。
まあそれくらいに他の作品も理解してあげればというところ
だが、そこまで行けないのは自分にも責任を感じてしまうも
のでもある。そんなことで本作だけ取り上げて紹介すること
をお許し願いたい。
公開は4月18日から、2D/3D及びIMAX 3Dで全国超拡大
ロードショウとなる。
なお試写は2Dで行われたので、3Dの効果に関しては未知
のままだ。
『新選組オブ・ザ・デッド』
『Zアイランド』
『遺言』
『ニート・オブ・ザ・デッド』
ゾンビをテーマにした作品の試写が立て続けに行われたので
纏めて紹介しておこう。
1本目は、お笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀が長編映
画初主演、というのが宣伝コピーの最初にある作品。これが
主演か?という疑問は湧くが、オスカーの主演賞の基準も曖
昧で、製作者が主演といえばそれが主演ということだ。
それでお話は、題名の通り新選組が活躍する幕末の世を背景
に、怪しげな武器商人が武器と一緒にゾンビを密輸入する。
しかもそのゾンビが逃亡。それが新選組の番所に現れ…、と
いう展開だ。
時代劇とゾンビというアイデアは判らないでもないが、そこ
から先が何ら普通のゾンビ物と変わらない。ただゾンビと意
思疎通を図ろうとするなどは、それなりの展開だが、これも
1985年“Day of the Dead”で既にあるものだ。
作品のレーティングはR15+だが、期待したほどの描写がある
ものでもなく、もっと何か時代劇ならではの時代背景の中で
のゾンビの活躍を描いて欲しかった。これではアイデア倒れ
と言わざるを得ない。
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04月05日(日)
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